| その1 | その2 | その3 |

     松井田農園     2005年3月19日〜21日合宿記  (その1)  (写真はクリックすると拡大します)


「松井田小作人組合からのお知らせ」

いつものように小作人頭ボーヤ(俗名浅輪正彦氏)から下記のメールが届きました。

(写真は、雪で真っ白な浅間山)

ボーヤからの召集令状

皆さんへ。毎月月末に設定していますが、今月は19〜21日に行います。菜の花も咲きそろう頃です。台所は改築され、庄屋様念願の完全燃焼の薪ストーブ入り快適な暖かさです。庄屋様の夜寝の場所が確保されました。また調理場もきれいになり新たな松井田生活が出来るようになりました。3月の松井田を楽しみに参加ください。いよいよ畠の準備作業開始です。今月は多くの人手が必要です。 都合を連絡ください。  

   (写真は残雪の浅間山を望む耕作地で  左からマサボン、上野、ハカリ、カメ、ボーヤ)

松井田町は、群馬県碓井郡にある人口約16,700人の町です。中仙道と碓井峠、横川のアプト式鉄道でも有名です。町の南西にそびえる妙義山の盆栽のグランドキャニオンのような姿が印象的です。この古き中仙道の町において名家である大河原家。その現在の家主様である大河原新太郎氏は我々の親友であり、また御領主様であります。大河原家の小作 人仲間で結成された「松井田小作人組合」の定例の農作業は3月になり本格的に稼動しました。今回は、このカメ(俗名斉藤孝)が年貢奉公に参加することになり、この小作日記を報告することになりました。  (写真は御領主新太郎殿下の野良作業のお姿)

アタエ皇后の陣頭指揮

3月半ばとはいえ、冷たい浅間降しが吹いていましたが快晴に恵まれて、農作業は順調に進みました。詳しくはこれから報告することにして、これまでの松井田農園の記録を紹介しておきます。ボーヤは、愛妻アタエ夫人(俗名昭子さん)を伴い、いつもながら熱心に陣頭指揮。

この御夫妻あっての松井田小作人組合と思います。(写真は、浅輪御夫妻 それにしてもアタエ皇后のマスクは大きすぎる)

杏が全滅に

この見出しにはビックリしますが、昔の日記のもの。2003年7月18日の報告で、ボーヤ小作人頭からです。今年はアンズの収穫が少なく、貴重なアンズジャムになりましたが、ルバーブジャムと梅ジャムが新たに加わり、来年にはブルーベリーも収穫、これもジャムが出来そう。松井田ジャム工場になりそうです。ところで、今春無農薬畠に植えたジャガイモが収穫となりました。試食希望者には配送します。(写真は、キツイ野良作業のひと時 しばし談話。年金問題と認知症について)

その前の2003年6月30日の報告が衝撃的です。
松井田合宿参加の皆様へ・庭の杏の報告ありました。小作人組合の皆様へ、悲しいお知らせです。大河原庄屋殿からの報告です。
もっとも収穫を期待していた庭の大木の杏が全滅に近い状況になってしまったようです。ジャムについては下の畠のわずかに成っている杏を期待するしかありません。しかしながら、ルバーブのジャム作りができますし、豊作のジャガイモの収穫そして石窯造りや家の整備、パプリカの手入れ等々作業は限りなくあります。
(写真は、農耕機 エンジンで動きます)
下記は新太郎殿下の直々のお言葉です。
残念ながら杏はほぼ全滅、、腐りかけたものをの、よいところだけとって、やっと2kgくらい、ジャムを作っておきました。せっかくの、網も、機能を発揮することができませんでした。網の上で腐ってしまいました。先週の水曜日くらいに行けば良かったのかもしれません。微妙な時期になったら、1週間くらい滞在しないと、だめかもしれません。 なお、2005年度はこのような事態にならないことを祈ります。

(写真は、カメのかご甲羅担ぎ これで重い枯れ木を谷から道路まで運びます。シェルパです。)

陛下のお手植え

これも過去の記録ですが、今回もビニールハウスは、昭和天皇陛下(俗名安藤氏)が担当しました。殿下のお役目はあまり変わっていません。 畑に隣接している放置されたままの家の大掃除(これは安藤陛下が中心となって、人が住めるまでに綺麗にします。次回は畳を日光消毒、床板の張り替え、トイレの排水修理等で完成予定。)
作業は2月から新ちゃんが手塩にかけて育てたパプリカの苗の植え付けが今回の主目的でした。そのほかの作業としては里芋、ジャガイモ、ナス、キュウリ、ショウガ植え付けをする。ブルーベリー3本を植え付けする。排水用の溝を掘り竹を埋め込む。畠のそばの家の畳を日干しにする。水洗トイレの排水装置の修理。最終日にバルサンを焚く。太い孟宗竹で酒樽をつくる。竹の子刈りをする・・・などでした。 これは、2002年度の報告です。ところで、安藤昭和天皇は、アフリカの巨峰キリマンジャロの登頂を2回も成功された奇人です。 

(写真は、ビニールハウス内の耕作中の陛下のお姿)

このような記録を読んでいると、還暦を過ぎた熟年世代の日常とは思えませんね。まさに幼稚園児の日記ですよ。


               | その1 | その2 | その3 |

 

inserted by FC2 system