この研究プロジェクトに関係する写真集です。

文化は食文化へ反映されるという。以下は石川晃弘の論文からの引用です。

「スロヴァキア食文化を代表するものは「ブリンゾヴェー・ハルシュキ」だといわれる。これは小麦粉を練って少しずつお湯の中に撒き散らし、それを掬い上げて皿に載せ、これでハルシュキ(ハンガリー語でガルシュカ)ができあがるのだが、民族学的な調査と考証によると、じつはこの料理はルーマニアの山中の羊飼いの間で発達したもので、それが山伝いにスロヴァキアにまで持ち込まれたのだという。」

石川晃弘 中央大学社会科学研究所研究報告 24号(2006年2月) p.1

スロヴァキア人の民族的アイデンティティは、食文化の項目を見る限り、このように外来産であった。「スロヴァキア人よ、君らはいつになったら自立した民族になれるのか」という民族意識の確立を模索しています。

    

在日スロヴァキア大使夫妻。   プレシヨフ大学音楽学部のダニエル・シムチーク教授とお仲間。

   

マーリア・ヂュルチェコヴァー夫妻とお嬢さん。コシュチェ近郊のワインカントリー。上質のトカイワインを楽しむことができます。              ポーランド国境のPieninyの川くだり。

    

2005年の調査 写真集

2001年の調査 写真集

 



Last Updated on 08/20/2006 Created by Takashi SAITO
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