軽井沢


 追分

信州の北東部に位置する軽井沢は避暑地として有名ですが、私の住んでいる追分は軽井沢というよりは御代田や小諸に近く、標高も900メートル前後の高原です。利点は軽井沢のように霧と寒さが少なく、浅間山麓の南に広がり、日照時間も多く温暖な土地であることです。したがって、リンゴ、プルーン、ブルーベリー、カリン、杏、葡萄などの果樹に適した所です。

 

軽井沢の魅力

軽井沢の魅力は、そこをベースにして信州の山々を日帰りで訪れることができることです。浅間山、高峰山、湯の丸高原、草津白根、菅平、八が岳と蓼科、霧ヶ峰、黒姫山、戸隠、白馬などの山々を楽しんでいます。極寒の2月の軽井沢は、人がいなくて実に静かです。雪があるので道など関係なくどこでも歩くことができます。別荘の境目も灌木の茂みも雪が重なり一面の銀世界となり、広々として美しい。雪が多くなれば、スノーシューを付ける雪のトレッキングを楽しむことができます。

(写真左)シジュカラの巣と雛         (写真右)晩秋の落ち葉

 


日陰の野草

日本の原点である里山に学び、山野草の小さな庭をつくりたい。できるだけナチュラルな雰囲気のもの。そんな庭をわざわざつくらなくとも軽井沢の野山には山野草の宝庫をどこにでも見つけることができます。実に物好き変人です。どうしても自作の山野草の秘密の庭つくりがしたい。そこで時間を忘れて、お酒を飲みたい。浅間山麓の溶岩石を集めてロックガーデンにして苔を付けて、日陰の野草を育てました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(写真右)  孫とスキーを楽しむ       (写真左)   イワナ釣り

 

スミレ  世界に400種類あるといわています。日本では40種類で私の庭には5種類あります。タチツボスミレ、ニオイスミレ、コスミレ、マルバスミレなどです。どれもが野生で、種が飛んで増えています。

アマドコロとナルコユリ
弓状に伸びる茎に葉を付けて、白い小さな花を付けました。葉には白い斑があります。ナルコユリも似た姿をしていました。野生のギボウシとオニツダを大量に植えて、野草の群落を演出しました。たしかに野草の配置は大切で、それによってナチュラルに見えるようになります。近くの森で採取したギボウシ、スミレ、シダ類を岩の周りに植え付けました。さらにイカリソウ、ツボサンゴ、ヘビイチゴ、ホタルブクロ、ヒトリシズカなどを次々と植えて、雑然としています。

ヤブラン 真夏から初秋に紫の花が開きました。   

ホタルブクロ 赤や白の花を数輪下向きに咲かせます。風に揺らぐ風情はなかなか優雅です。                           
多くの採取は、軽井沢だけではなく、木曽や黒姫山、菅平、蓼科などの山林で春夏に行いました。もちろん各地の野草園でも購入しました。その種類は以下のとおりです。

ギボウシ、スミレ、ユキノシタ、ヒメシャガ、ショウジョウバカマ、エビネ、イチリンソウ、クマガイソウ、レンゲショウマ、チゴユリ、マイズルソウ、ダイモンジソウ、カンアオイ、アジュガ、クリスマスローズ、ムスカリ、水仙、クロッカス、イワカガミ、 カタクリ ユキワリソウ、ヤブレガサ、ケマンソウ、スズラン、アスチルベ、フウロソウ、トラノオ、タデソウ、ミズヒキ、ツボサンゴ、ツワブキ、ドクダミ、オダマキ、福寿草、ユキノシタ。

(写真左) 農業実習

ギボウシ
日陰の庭の主役はギボウシです。野生のものから購入したものまで10種類を植えました。重ねた葉の美しさ、紫の花も可憐です。苔生し岩の間にオシダとタマシダを配し、蓼科で採取した野生のエビネとチゴユリ、マイズルソウを混ぜてみました。シダ類は、春に黄色の新芽を出し、茎は黒いですが日々緑色した葉が伸びてきて美しくなります。巨大なオニシダの群は太古のジャングルのような雰囲気になります。早春、まずスミレが咲き、ケマンソウと福寿草と続きます。野生のヘビイチゴの白い花、赤い実はアクセントになります。ヒトリシズカの水平に伸びる白い雄しべ、一本の花穂が伸び上がってきます。

タデソウとミズヒキ
白い糸のように咲くミズヒキや赤い小豆のようなタデソウは秋の花です。


マムシグサ
ユキモチソウまたはマヌシグサともいわれ、まるで蛇のコブラが立ち上がった姿に似ています。サトイモ科の球根で、早春の林にその姿を見ることができます。似たものにクマガイソウがありますが、これはラン科に属し全く違う種類です。

ホトトギス
初めて見たとき、その花の色がややグロテスクに思いました。ユリ科の野草の名花です。

チゴユリ
ひっそりと白色の小さな花。群落になりました。マイズルソウこれも小さな白い花を付けます。やがて愛らしい球形の果実になり、赤くなりました。


アジュガ
紫の葉を持つアジュガ・レプタンスは外来種ですが、次々とランナーを伸ばし地面を覆いつくす、丈夫なグランドカバーです。


コケサンゴ
コケサンゴも濃い紫色した葉を持っていて、アジュガに似ています。春先にピンク色に近い白い花が咲きました。

イワカガミ イワカガミは高山植物です。つやつやした葉が特徴で、小さな赤い花を付けます。岩壁の雰囲気にしてイワカガミを大切にしています。

クロッカス
冬にかれた草類や落ち葉が残っているところに、いち早く咲くクロッカス。

 

    ムスカリ
ムスカリの球根は晩秋に植えて、腐葉土で厚くマルチングしました。毎年、同じ場所に芽が出てきますが、小さな花しか咲きません。

クリスマスローズ
松井田の友人宅から貰ったクリスマスローズは巨大に成長し、まるでツツジかシャクナゲのような灌木です。

森の草花にとって生育条件は、根元が涼しく、葉には木漏れ日がさし、腐葉土で覆われていることです。早春の新芽、真夏の様々な緑、秋の紅葉と落ち葉、真冬の雪に覆われた枯れた姿、同じロックガーデンでも趣と風情があるものです。
凍てつくような冷たい風や霜のなかで、じっとこらえている草花の球根を讃え、熱燗で乾杯。

    (写真右) ロープウェイのジオラマを作る

巣箱と餌台をつくりバードウォッチング
所有者のわからない隣の林の木に5個の巣箱を掛けました。シジュウカラ用に小さな穴をあけたものです。初夏には全部の巣箱に彼らは入り込み、子育てしていました。餌台を2か所に設け、水飲みもできます。巣箱の名前は、帝国ホテル、オントロジの館などと命名。朝夕の野鳥の声を聞きながら、庭の手入れをします。

                                                   

     軽井沢の山野草とロックガーデン 2010年

       ●軽井沢の日々  2009年

       ●軽井沢のガーデニング 2008年

 


    ホーム |  独り言  |  論評  |  小話  旅行  | 御挨拶 ガーデニング   |  ブログ  |  English  | YouTube 

ガーデニング 軽井沢 <----- 現在のページ



  軽井沢の動画

  「ユキノシタ」を愛でる  2020年7月



7月末になり、梅雨明けもまじかだ。
「ユキノシタ」の真っ白な小さな花が咲いた。

「ユキノシタ」を群生させて苔と岩の庭を作った。「雪の下」や「ゆきのした」と書くと和風の花に聞こえる。

湿った岩の間に自生する「ユキノシタ」。
「雪の下」は白い花を雪に見立てたものと言われている。英語で「Strawberry Geranium」と綴る。

花は細い花茎を20p程度に伸ばし、上部に円錐状の小さな花を咲かせる。

フェンスの向こう側は赤松の森。鳥の巣箱を10個作りシジュカラの楽園にした。

山麓やカラマツの林の中で見つけた野草を植えた。野生のギボウシ、一人静、マイズルソウ、チゴユリなど雑多に植えた。出来るだけ自然のままの姿にして地味な緑の色彩でまとめた。


浅間山の夏空に入道雲が湧いてきた。真夏の軽井沢の幕開けだ。

音楽はイタリア・ナポリ歌曲「カタリ・カタリ」(つれない心)のピアノ演奏。

 


    ホーム |  独り言  |  論評  |  小話  旅行  | 御挨拶 ガーデニング   |  ブログ  |  English  | YouTube 

ガーデニング 軽井沢 <----- 現在のページ



  「自然風の日陰の庭を演出する」  2020年7月

日陰の草花や葉っぱのグラデーションを楽しむ。

アジサイ
雨にぬれて美しい。ピンクや青色の花を咲かせる。色々な花色が揃っている。
白い小さな花を付けるアナベルというアジサイは大好きだ。

アナベル
アメリカアジサイの名前である。
学名は「Hydrangea arborescens ‘Annabelle’」となっている。「Annabelle」という名前に昔からこだわりがある。

『アナベル・リー』
「Annabel Lee」は19世紀アメリカの作家エドガー・アラン・ポーが残した有名な詩。

It was many and many a year ago,
In a kingdom by the sea,
That a maiden there lived whom you may know   
By the name of ANNABEL LEE
And this maiden she lived with no other thought
Than to love and be loved by me.


昔々のお話
海のほとりの王国に
一人の娘が住んでいた
その子の名前はアナベル・リー
いつも心に思うのは
僕への愛と僕の愛


7月は自然風の日陰の庭を演出した。
アナベルは見ごたえのある日陰の庭の骨格になった。

音楽はピアノとバイオリン 「Long Long Ago」





    ホーム |  独り言  |  論評  |  小話  旅行  | 御挨拶 ガーデニング   |  ブログ  |  English  | YouTube 

ガーデニング 軽井沢 <----- 現在のページ



   浅間山  黒斑山に登った。  2020年6月
 

外輪山の最高峰
2020年6月10日 初夏
黒斑山(2,404m)に登った。
浅間山(2,568m)外輪山の最高峰。

You raise me up,
so I can stand on mountains;
You raise me up,
to walk on stormy seas;

あなたの励ましで、
山頂に立つこともできる
あなたの力づけで、
荒れすさぶ海もわたろう


生きる勇気を与えてくれる。
この歌詞を励みに登った。

気温28度と異常に蒸し暑く快晴。
朝8時40分に車坂峠を出発した。
イワカガミの華麗な姿。
 





    ホーム |  独り言  |  論評  |  小話  旅行  | 御挨拶 ガーデニング   |  ブログ  |  English  | YouTube 

ガーデニング 軽井沢 <----- 現在のページ



   「シジュウカラの巣」   軽井沢の初夏       2020年7月


 久々に浅間山を眺めた。
 かわらぬ雄大な姿に感動した。

     "からまつの林を過ぎて、
      からまつをしみじみと見き。
       からまつはさびしかりけり。
       たびゆくはさびしかりけり。"

          「北原白秋」


浅間山にまつわる歌も大好きだ。     

    "火の山の麓の村よ
      懐かしのふるさと
       花に木に梢の鳥に
        光みてるわが里"

     『そばの花咲く』


「火の山」浅間山を描く素敵な歌詞である。

別荘の前は赤松が点在する雑木林である。
10年前から巣箱を10個作った。
シジュウカラという小鳥の巣のためだ。

草むらに隠れた巣をよく見たら卵みたいなものがあった。
5個の卵を発見。
大きさは1.5pくらい。
ちょっと音を立てると親が来たのかと勘違いして口を大きく開けた。
無事に育ってくれと・・・祈った。

 

  約5分の短いスライド・アルバム(動画)です。音楽は『Water Wide』英国民謡


    ホーム |  独り言  |  論評  |  小話  旅行  | 御挨拶 ガーデニング   |  ブログ  |  English  | YouTube 

ガーデニング 軽井沢 <----- 現在のページ



カメの庭  「啄木鳥(きつつき)の訪問」  森の木工職人
                          軽井沢の秋  2020年10月

浅間山に紅葉が始まった。10月末になると山麓の「カラ松」は黄色に変わっていく。「カラ松」に絡まる「ナナカマド」は黄色から赤色に変わる。高原の秋はあっという間にやってきた。
古い巣箱に「啄木鳥」が飛んで来た。

金づちで釘を打ち付けるようにくちばしで巣箱をたたく。
トントンと、まるで木工職人がいるようだ。
この古い巣箱は「ジジュウカラ」のために10年前に作ったものだ。巣箱にもうひとつの入口を作りたいのか。いらぬお節介だ。

啄木鳥は森の世話人ともいわれている。
森の木々のあちこちに穴をあけてくれ、
小鳥やリスなどの絶好の住処を提供してくれる。小穴は巣や餌を隠す場所にもなる。
啄木鳥は大工職人なのだ。

啄木鳥という鳥はいない。キツツキ科という分類名である。木をたたく鳥をまとめてキツツキと呼ぶ。最もよく姿を現すのは「アカゲラ」である。

毎秒およそ20回もの速度でくちばしの先端で木を叩きつける。「木を啄む(ついばむ)鳥」であることから「啄木鳥」という。

啄木鳥のトントンと仕事をする姿は一心不乱。
まるで私の人生のようだ。
いらぬお節介だけで過ごしてきた。
私は哀れな世話役だった。

  約3分間の動画です。望遠撮影のため一部映像に乱れがあります。




    ホーム |  独り言  |  論評  |  小話  旅行  | 御挨拶 ガーデニング   |  ブログ  |  English  | YouTube 

ガーデニング 軽井沢 <----- 現在のページ




著作権について

このWebサイトに掲載されている記事、写真、イラストなどの著作権は、斉藤孝が所有していますから「私的使用」または「引用」など著作権法上認められている場合を除き、斉藤孝に無断で転載、複製、放送、公衆送信、翻訳などに利用をすることはできません。宜しく配慮願います。


 

     Copyright(C)  斉藤孝のガーデニング All Rights Reserved.


 

 


  

   幸せを呼ぶ神の化身とも思われた。

 

   カメ・アバターの独り言。          

                           

 

         下記の項目をクリックして下さい

 


 ホーム |  独り言  |  論評  |  小話  旅行  |  御挨拶 ガーデニング   |  ブログ  |  English  | YouTube 

 

ガーデニング 軽井沢 <----- 現在のページ


  

 

 

inserted by FC2 system