ゴールデン ゲートブリッジの下から眺める <カリフォルニア便りホームに戻る>
ゴールデンゲートブリッジのことを昔の人は「金門橋」と呼ぶようですが、それを知る人は歳がわかりますね。
サンフランシスコの金門橋はあまりにも有名であり、アメリカ西海岸における屈指の観光名所で多くの写真がありますが、
それを写す角度は橋の上部からか、正面のゲートと巨大なつり橋を支えるサスペンション、そして遠方から眺めたゴール
デンゲートの霧にかすむ全景などに決まっているようです。
つり橋を支える橋脚 激しい海流でも釣 北側からの角度 醜態の私と金門橋
そこで、月並みな映写角度を変えて、私はゴールデンゲートブリッジの下から写すことにしました。
場所は、ゴールデンゲートの南側にあるフォートポイント(Fort Point)と呼ぶ昔の要塞です。そこは、スペイン人の海軍基
地があったプレシジオ(Presidio)、現在でも米国海軍施設として使われている広大な敷地の真下にあり、要塞博物館に
なっています。
太平洋の寒流がサンフランシスコ湾のやや暖かな海水と交わると深い霧が発生します。海流は非常に流れが強くて、
波も荒い所にゴールデンゲートブリッジを支える橋脚が二つあります。かなりの難工事だったと思われますね。この橋ができ
てから70年以上にもなるわけで、そのメンテナンスには膨大な費用が必要です。橋の通行料は片道だけで3ドル。
霧に包まれた金門橋 フォートポイントは昔の砦 金門橋の横顔 下から見上げました
対岸には風光明媚なSausalitoやTiburonがあり、そこから海鮮料理とワインを楽しみながらサンフランシスコ湾
の景色を眺めるのと、まさに絶景です。
Tiburonからの眺め 金門橋はテロ攻撃の目標 サンフランシスコ湾の眺め
2001年9月11日の同時多発テロ以来、金門橋の警戒が厳しくなりました。西海岸におけるテロ攻撃の目標にされて
いるからです。日夜、橋の周辺には海兵隊が厳重に警戒しています。