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カメの庭 「啄木鳥(きつつき)の訪問」 森の木工職人
軽井沢の秋 2020年10月
浅間山に紅葉が始まった。10月末になると山麓の「カラ松」は黄色に変わっていく。「カラ松」に絡まる「ナナカマド」は黄色から赤色に変わる。高原の秋はあっという間にやってきた。
古い巣箱に「啄木鳥」が飛んで来た。
金づちで釘を打ち付けるようにくちばしで巣箱をたたく。
トントンと、まるで木工職人がいるようだ。
この古い巣箱は「ジジュウカラ」のために10年前に作ったものだ。巣箱にもうひとつの入口を作りたいのか。いらぬお節介だ。
啄木鳥は森の世話人ともいわれている。
森の木々のあちこちに穴をあけてくれ、
小鳥やリスなどの絶好の住処を提供してくれる。小穴は巣や餌を隠す場所にもなる。
啄木鳥は大工職人なのだ。
啄木鳥という鳥はいない。キツツキ科という分類名である。木をたたく鳥をまとめてキツツキと呼ぶ。最もよく姿を現すのは「アカゲラ」である。
毎秒およそ20回もの速度でくちばしの先端で木を叩きつける。「木を啄む(ついばむ)鳥」であることから「啄木鳥」という。
啄木鳥のトントンと仕事をする姿は一心不乱。
まるで私の人生のようだ。
いらぬお節介だけで過ごしてきた。
私は哀れな世話役だった。
約3分間の動画です。望遠撮影のため一部映像に乱れがあります。
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