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日本の旅 神社と古墳の島 「対馬・壱岐の旅」 2022年4月22日         

  対馬海峡の潮の流れは激しい。

国境の島「対馬」を初めて訪れた。
韓国・釜山市の街並みが見える展望台。
朝鮮半島まで、距離は50キロ。

韓国観光客は年間数十万人にもなる。釜山から2千円程の舟賃。
韓国人ガイドは豊臣秀吉の朝鮮出兵を激しく非難する。
遺恨と怨念は民族の絆となっている。
過去を忘れ、仲良く平和に過ごそう。

        

壱岐は島中が古墳と遺跡の島である。
3世紀『三国志』の中で『魏志倭人伝』に登場した。
弥生時代から大陸・半島と文化交流があった。
古代より九州本土と朝鮮半島を結ぶ外交の要であった。
防人の派遣、元寇の襲来などに備えた国防の島。

600年も長く対馬を治めた「宗家」は優れた外交大名だった。
朝鮮通信使の護衛など朝鮮と日本の親善に努めた。
百雁木(ひゃくがんぎ)と言われる132段の石段を上った。
宗家一族の墓所である御霊屋があった。
宗家は格式10万石の大名。米も採れない、やせた小さな島なのに何故。
銀採掘と密貿易で栄えた。

神社は約400社務所がある。壱岐と対馬には神々が宿る。
五島列島にカトリック教会が29もあり、潜伏キリシタンの島。
九州西北の列島には興味深い歴史が残る。

1904年にバルチック艦隊が対馬海峡を通過した。
日露海戦は、ロシア側に戦死傷者1万人を出し、日本の大勝利に終わった。
やがてロシア革命、そしてロシア帝国は滅亡した。
2022年に黒海艦隊の旗艦「モスクワ」はウクライナ軍によって撃沈された。
東スラブ人の兄弟喧嘩、いつまで続けるのか。
民衆は悲劇である。

対馬海峡を眺めて島国の国防について考えた。20世紀末の海戦や野戦、こんな古典的戦争はまだ生きている。

元寇に変わった「露寇」。 山賊国家は日本を取り囲む。スマホに熱中する若者に、憂国を期待したい。

    玄界灘で東スラブ語「Мир(ミール)」、「平和」を祈った。

 


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