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カメの旅      南の島に雪が降る 「屋久島・奄美の旅」  2022年3月5日

ロシアのウクライナ侵攻のさなか、悲劇を憂いながら、
屋久島・奄美を訪れた。

        大自然に恵まれた日本を発見。まだまだ旅を続けていこう。


南の島に雪が降る
3月初め、麓は桜が満開だったが「白谷雲水峡」を進むと、「大川の滝」あたりで雪が降ってきた。
「縄文杉」の現物を見学できなかったが「紀元杉」を見上げることができた。
化け物のようで見苦しい。まるで自分の老いた姿を見ているよう。
皺くちゃで無数の草木を巻き付け、仙人のようで威厳がある。
大自然の一部になった気分で歩くことにした。


屋久島は盆栽島
標高730mの地点で「二代大杉」と呼ばれる幅(4.4m)の巨杉を眺めた。
カリフォルニアで見上げたレッドウッドよりも小さくグロテスクに見える。
苔むしているから巨大な盆栽杉のようだ。数千年の間、風雪に耐え生き抜いてきた。
屋久杉は、不老長寿の神木となっている。
屋久島は、洋上に浮かぶ巨大な盆栽島といえる。

九州最高峰
樹齢7200年という「縄文杉」を見上げることはできなかったが、
綺麗なレプリカがホテルのロビーに展示されていた。
実にリアルでまるで生きているようだ。

その背景にモッチョム岳(944m)、耳岳(1202m)そして割石岳(1410m)の山並みが見えた。
あの彼方には、九州最高峰「宮之浦岳(1935m)」がそそり立つ。
九州の屋根といわれる「阿蘇山(1592m)」よりも高い。
 

 

 

 


世界自然遺産
屋久島は宮之浦岳を中心にした火山島だった。島全体が花崗岩の洋上の塊といえる。
島の周囲を流れる黒潮は温かな水蒸気になり、宮之浦岳に当たると大量の雨に変わる。
年中、雨の恵みにより草木はよく茂り、島中がジャングルになる。

海抜0mから1935mまで、ガジュマルなど熱帯の草木から始まり、
高度が増すに従い杉や照葉樹などが垂直に分布して育つ。
動物はサルやシカなど屋久島固有種が多く住んでいる。まさに多様性と稀少性の生物の宝庫。
神秘な島なのだ。たしかに世界自然遺産であると納得できた。

プロペラ機に乗る
九州の離島を結ぶプロペラ機に乗り込み、二人はこどものようにはしゃいだ。
JAC(Japan Air Commuter)社のものでATR42-600型というフランス製小型旅客機。
鹿児島から屋久島や奄美など離島を結んでいる。

純真な童心に帰る遊びとして、カヌーに初めて乗った。
奄美のマングローブの森を流れる川で、カヌー下りを楽しんだ。

屋久島・奄美は、海に囲まれた美しい緑の小さな地球だった。

              
 日本人として生まれて本当によかった。

 


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