小 話                         

  "Youth is not a time of life;

      it is a state of mind"

   青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。

        サミュエル・ウルマン(Samuel Ullman) 「青春の詩」一節

         

      (薔薇の動画と音楽を楽しみながらお読みください)


   耐えがたきを耐え、忍び難きを忍ぶ

 延命は 不要と書いて 医者通い
    三時間 待って病名<加齢>です

  無農薬 こだわりながら 薬漬け
    景色より トイレが気になる 観光地

誕生日 ロウソク吹いて 立ちくらみ
この頃は 話しも入れ歯も かみ合わず

 目には蚊を 耳にはセミを 飼っている
 留守電に <ゆっくりしゃべれ>と どなる私

  いい夫婦 今じゃどうでもいい夫婦
  名が出ない(あれ)(これ)(それ)で用を足す

 

つぶやくのは老人特有の独り言。こんなことは十分に自覚している。なんとなく悔しい内容ではないか。馬鹿にしているのか。笑い飛ばそう。


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  CAVAで乾杯   クリスマスの晩餐     2023年12月24日

 

クリスマスの晩餐は成城の大介・啓子宅で開催された。啓子の自慢の料理がテーブルを飾った。
ルッコラとラデッシュのサラダ。サーモンのマリネ。ラザーニアと牡蛎のクリームシチュー。デザートはパウンドケーキなど華やかに並べられていた。私の好物のフルコースだった。


シャンペン(CAVA)で乾杯した。CAVAはイスパニア産のロゼワインでありカタルーニャ州で生産されたものだ。CAVAの味わい表示はシャンパン同様にフランス語が用いられる。Brutと書かれていた。絹のような細かな柔らかな泡。

オードブルもなかなかお洒落な小皿に盛られていた。家族の健康と繁栄を祝い、乾杯した。大介のピアノの演奏や悠真の近況など話題は弾んだ。成城にある高級イタリアンレストランの雰囲気だった。

 


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 『老人と海』 ChatGPTはトリックアート  2023年4月18日

トリックアートは「だまし絵」と言われる。
「だまされる快感」はトリックアートの醍醐味でもある。
そんな錯覚アートを見るだけで脳が活性化されるから不思議だ。

ChatGPTはトリックアートのようなものだろう。
ChatGPTは、カメの二つのトリックアートを見ながら『老人と海』の感想を作文してくれた。

しょせん言葉はトリックに引っ掛かりやすい。それはやがてレトリックになる。
巧みな言い回しを工夫することによって相手の感情に訴えかける。
カメは、ChatGPTの生成レトリックを楽しんだ。

 

カメからChatGPTへのチャット相談はこのような内容。

『老人と海』は、20世紀アメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイの小説(1952年出版)。 物語はきわめて単純で、老漁師が巨大なカジキを3日間にわたる死闘の末に捕獲するが、 その後にサメに襲われ、獲物を食い尽くされてしまうという話である。 何を伝えたいのか、その主題とは何か ?

ChatGPTからの回答は、滑らかな日本語文であった。

この小説は、単純なプロットであるにもかかわらず、非常に深みのある作品です。
物語は、老漁師の84日間にわたる苦闘を描写し、彼の決意と粘り強さを称えるとともに、人生における喜びと苦悩の両方を探求します。
作品はまた、人間と自然の関係についても深く考えさせられます。老漁師が自然との闘いに挑む様子は、 人間と自然の力の格差を示すものであり、自然の摂理に対する人間の限界を象徴しています。 同時に、老漁師のカジキに対する敬意や愛情は、自然を尊重し、自然との調和を目指す姿勢を示しています。

最後に、老漁師がサメに獲物を奪われた結末は、人生の不条理さを象徴しています。 老漁師が苦闘して捕獲したカジキが、最終的にはサメによって食い尽くされることで、人生の努力が報われないことを示しています。
全体として、『老人と海』は、人間と自然の関係や人生の意味について深く考えさせられる作品であり、読者にとって有意義な体験となるでしょう。

     

カメは、このChatGPTの感想文を読んでトリックアートそのものでないかと確信した。 「だまされる快感」と同時にカメの頭脳は蘇り活性化しだした。
大変なことになった。これで人間は負けてしまうだろう。

続き

   ChatGPTとアナログ復活祭を祝った。

 


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 「第三の知脳」 AIチャット「ChatGPT」      2023年3月

  AI(人工知能)と呼ばれる「ChatGPT」を試す。

知的会話が楽しめるAIチャット「ChatGPT」を使ってみた。「ChatGPT」とは何者なのか。

  好奇心があった。使い物になるのだろうか ? 

555

  (これは絵画のトリックアート。「ChatGPT」もトリックなのか ?)

 

「ChatGPT」は、質問などをテキストで入力すると、AIによって回答が自然な文章で出力されるという。
自動翻訳を目的とした自然言語処理システムは、これまでも使ってきたがAIチャットは初めての経験だった。

私は下記の日本語で書かれた文章を入力してみた。 そして「ChatGPT」に対し、この内容を読んで、どう思うかとたずねることにした。

人間からの質問>

3月3日はひな祭り、女雛人形は80歳の老婆になる。
その日を記念して赤坂離宮と浜離宮を貸し切った。
国賓になった気分。

儀仗兵も誰からも歓迎されない正門広場で老婆は寂しげにたたずんでいた。
貧そなジーパン姿は国賓として日本の威厳を損なう。素泊まり国賓なのでドレスコード無視。
改装された内部は豪華で、まるでベルサイユ宮殿のようなフランス様式で煌びやかだった。

数秒後に「ChatGPT」から回答が画面に表示された。驚く速さで文字列が映し出されていく。とても人間には不可能な即答なので、いい加減な内容だろうと思った。

ChatGPTからの回答>

この文章には、ひな祭りに貸し切りの離宮で老婆が寂しく立っているというシーンが描写されています。 彼女のジーパン姿は、国賓として日本の威厳を損なうものだと述べられています。 また、内部は豪華で煌びやかだったという対照的な描写もあります。

私は、この文章には、社会的な問題や課題が浮き彫りにされていると感じます。
老人の孤独や、貧困による服装の問題が描かれています。また、豪華な内装との対比も示唆的です。 このような問題を意識し、改善に向けた取り組みが必要であると思います。

これが「ChatGPT」が書き連ねた文章である。目の前に対話相手がいるような雰囲気になった。 まるで生身の人間のように受け答えをしてくれる。それも社会学者のような視点から社会問題として分析しているではないか。しかも、この写真を見ることもなく老人の孤独や貧困による服装などの問題点も指摘してくれた。

「ChatGPT」の性能には驚愕した。AIのアルゴリズムは驚異的に進化したようだ。 これでは学者や教育者など無用な存在になるだろう。
「ChatGPT」は学生諸君のリポート作成に大いに活用される。新たな教育問題。

「生身人間の知脳」と「書籍等メディアの知脳」、そして「AIの知脳」

     「第三の知脳」となるだろう。

参考サイト

(1)「ChatGPT」は誰でも無料で簡単に使うことが出来る。URLは下記。

https://chat.openai.com/chat

(2) ChatGPTって? AI(人工知能)?/どんなときに利用すればいいの?

https://www.clarice.blog/chatgpt-life/

関連記事

 日本の旅 東京 国賓「赤坂離宮と浜離宮」 2023年3月3日

 


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     京都 「寺侍」 森家のルーツを探る  2022年11月20日

秋晴れの下、『西本願寺』を訪れた。浄土真宗の本山で親鸞の廟堂がある。
親類知人には、信者門徒が多数いるが、私は初めての参拝。

森家の御先祖様は「寺侍」だった。格式ある家柄なのだ。
『西本願寺』など門跡寺院では、武士を雇用していた。
そのサムライを「寺侍」と呼ぶ。

「寺侍」の武家屋敷は簡単に見つかった。『西本願寺』の近く、下京区文覚町384にある。
門構えは隣の近所の京町長屋とは造りがことなる。一見して、武家屋敷のたたずまい。
現在、築300年の武家屋敷は、『京都コンシェルジュサロン』と呼ばれている。

   

森家はワイフ栄子の母親の実家である。この機会に「森家」のファミリールーツを探った。
栄子の話によると約70年前には森ミツと呼ぶ祖母(1882年生)から昔話をよく聞かされたそうだ。当時は、 栄子の母(寿)の兄夫婦(森重一と文江)も同居していた。

  寺侍は、用心棒ではなく経理や維持などの仕事を一切任されていた。
  剣術よりも明晰な頭脳によって『西本願寺』を支えてきたという。


森家の寺侍屋敷は約300年に渡り、威厳を持って京都と本願寺の歴史を見守ってきた。
御先祖様の偉業、そして子孫への誇りという贈り物に、二人は心から感謝した。

『京都コンシェルジュサロン』は、森家の寺侍屋敷を継承。
海外観光客のために京都の文化を広報している。

  http://concierge-salon.com/about.html

 


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北海道  富良野 「我が心、ラベンダー畑にあり」 2022年7月15日

    
Splendor in the Lavenders

     「ラベンダーの輝き」


  
咲き誇るラベンダーの丘だった。
  北海道・富良野にある『ファーム富田』。
   

     

   大きな丘一面を埋め尽くすラベンダーの斜面。
    思わずため息が出そうなほどの鮮やかだ。

    優雅な香りの紫色のラベンダー。
    何故これほどまで強く香り放つのか・・・。

    花の部分を指でつまんでみた。
    その指の香りを嗅いでみる。

   「あなたを待っています」

空と雲、畑と森、遠くに十勝岳の山並み。
日本にもこんな雄大な景色があったのか・・・。

紫のラベンダーとピンクや黄色の花のグラデーション。思う存分、美しい花々と触れ合うことができた。

ラベンダーの海に溺れそうになる。
何故これほどまで強く香り放つのか。
栄子の帽子とTシャツはラベンダー色になった。
 

        「我が心、ラベンダー畑にあり」


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       「高峰高原のレンゲツツジ」                   2022年6月25日

 

6月25日、蒸し暑い軽井沢で過ごした。気温28度もあり体感温度はさらに高い。

標高2,000mの高峰高原まで涼みに行くことにした。

朱色したレンゲツツジが涼しげに咲いていた。 

             

カラマツ林に囲まれた熊笹の原っぱに群生し、枝先に2〜8輪ずつ花を付けている。

            "冷たくないのかい"   深い霧に包まれる早朝もあるだろう。

            "寂しくないのかい"    闇夜の草原に嵐もくるだろう。

 清純なレンゲツツジを口説いてみた。 

濃淡ある朱色の花には毒があるから、鹿や鳥など動物は一切口に触れないという。

         "なるほど"

 パトロンがいなくても、自生できる強靭な美女達なのだ。

濃厚接触だけはやめておいた。

 


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カメの庭  「老いらくの薔薇」 年老いて薔薇に恋をした     2022年5月20日

            
昭和レトロの語句、「老いらくの恋」に憧れた。
年老いてから誰かに恋をしてしまった。
不倫という行動もとれない、独居老人の心境だ。

 「老いらくの恋に落ちてしまった」

「恋に落ちる」、「fall in love」。
英語も日本語も、「落ちる」ことに変わりはない。

        薔薇の5月、庭で叫んだ。

「老いらくの薔薇」
年老いてから薔薇に恋する

      「薔薇に落ちてしまった」


運命の出会い
薔薇のつぼみ 「少女時代」
赤い薔薇 「あなたを愛してます」
白い薔薇 「私はあなたにふさわしい」

妖艶な香り
ピンクの薔薇 「しとやか」
黄色い薔薇 「あなたに恋しています」
青い薔薇 「夢かなう」

不倫の出会い
満開の薔薇 「私は人妻」
トゲ 「不幸中の幸い」    妄想は続く。        

            動画(約4分)は下記をクリック願います。

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オントロジの庭   『はじめにUNIXありき』   2022年3月1日

春がやって来た。小さな庭でラベンダーは咲き誇っている。

  
『はじめにコトバありき』
 
In the beginning was the Word


オントロジ、恰好の主題になった。  

   

          ギリシア語は「λογος」(ロゴス)。

         
『はじめにロゴスありき』
         
εν αρχη ην ο λογος、


 
『はじめにUNIXありき』

神業のようなUNIX
UNIXは、マルチユーザとマルチタスクを処理する。
「マルチユーザ」は、数名(ユーザ)の要求を一斉にサービス。
「マルチタスク」は、異なるタスク(注文)を同時処理。

OSという「頭脳」
アンドロイド(Android) は、今やスマホ世界で有名である。
GoogleやGalaxyなどスマホ社に搭載されているOS。
パソコン向けOSには、WindowsやMacOSなどが知られている。

全てはUNIXから始まった。
OSは、Operating Systemの略で車のエンジンのようにコンピュータを動かす。

OSの中核はUNIXに基づいている。

プロトコルとインターネット
UNIXは、インターネットの基本であるプロトコルを与えてくれた。ネット(LAN)の連合網、その規約を「プロトコル」と呼ぶ。インターネットのプロトコルは、「TCP/IP」である。

  インターネットの生みの親 UNIXは『バベルの塔』を実現した。
      インターネットはデジタル世界を統一できた。

  
デジタル世界に「ロゴス」は存在できるのか。
ラベンダー畑でオントロジをつぶやいた。  -------->  続き『はじめにUNIXありき』  
 

 


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   モンロー主義という哲学

 欲望にしても、無限には得られない快楽に対して敵意を抱くことは、哲学者の態度である。モンローはたくさんの美しい賢い女たちの登場を破滅させた という。恩師、藤川正信先生はモンロー主義者(マリリン・フェチ)だった。もちろん、米国大統領モンローの唱えたモンロー主義とは違う。

  酒乱と淫乱の超後期高齢者

 私のデスクトップには永遠のアイドル『マリリン・モンロー』の写真がいつも笑んでくれている。そして葡萄酒を嗜むときに勇気をもらう漢詩がさがっている。

   

 

 

 

 葡萄の美酒、夜行の杯、
   飲まんと欲すれば、琵琶馬上に催す。
       酔うて砂上に臥すとも
         君笑うことなかれ。 
                [涼州詞] 

 

 

 


  書籍という小さなスキーマ

 人は世界を理解しようとする時、あらかじめ大まかな略図を持っています。それこそが世界を理解する概念の枠組みであるスキーマとなるものではないのか。その昔、書籍という小さなスキーマを学びとることをリテラシーといいました。確かなことは、その原語のリテラ(Litera)が表しています。それは文字で表された主題は抽象化された概念であり、いかにして実世界の具体像に対応付けて描くかという文字の解読能力のことでした。

 

 


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    おくのほそ道 紅葉の旅   2021年11月


『おかえりモネ』のモネちゃん 

最初は三陸海岸の気仙沼を訪れた。
2011年の東北大震災の津波で流された町である。
 

 

 


「あの時、大切な人たちと同じ場所と時間を共有することができなかった」

   「相手の痛みを思いやる」


これはモネちゃんの後悔の気持ちなのだ。素晴らしいドラマだった。


彼女のポスター写真だけで満足できた。

銘酒『男山』本店酒蔵は大正時代のレトロ調建物で復元されていた。

気仙沼の復興と繁栄を祈ろう。


 隠れ宿『果実の森』
本格的なオーベルジュ( Auberge)である。
そこの源泉かけ流し檜風呂は疲れた身体を癒す、やわらかいお湯であった。
全客室に檜内風呂が完備されていて部屋も綺麗で大きい。料理はフレンチ海鮮といえる。豪華な高級感たっぷりの時間を楽しめた。
貧乏学者夫妻にとり最後の晩餐になるだろう。

隣に普通の日帰り温泉があった。雰囲気は一変し日本の大衆浴場のようだ。
小さな劇場で大衆演劇が公演されていた。劇団「夢の旅」という旅芸人一座。
湯上りのお年寄り達がさかんに拍手している。おひねりを投げ込む姿も見えた。

これが、本当の隠れ宿『果実の森』といえる。


 

隠れ宿「財産目当ての森」 おくのほそ道 紅葉の旅 ----->  もっと見る


   『百科全書アンシクロペディア』

 ブログやSNSの魅力は、自分が書きこんだ 知恵や知識という記録が、他人に利用されて知識の連鎖ができることです。このような方法によって、些細な個人の暗黙知が形式知へと変換されると『ウィキペディア(Wikipedia)』のような大衆による百科事典が出版できます。

 これは、18世紀フランス革命に影響を及ぼしたダランベールとディドロによって完成した『百科全書アンシクロペディア』を超えるような歴史的偉業であると思います。まさに19世紀末の未来小説家H.G.Wellsが夢見た『World Brain』が実現したといえます。これからの時代は、世界中の人々の知恵や知識を如何にして集積し、万民の集合知として利用できるようにするか。そのために個々の 記録の発信者に関わる情報の存在を世界中に形式化と明示化させる仕組みが必要です。

 


 秋刀魚と柿  お狐さまの贈り物         2021年10月

お狐さま
大河原邸の庭「啓子御苑」には築約百年にもなる古い稲荷神社がある。
長年の風雪にさらされ荒廃した物置のような姿になっていた。
稲荷神社を守護されるのは二匹のお狐さまである。
石造りで立派なお顔で鎮座されている。


稲荷神社の復元
2021年10月に稲荷神社を修繕した。まるで宮大工のような繊細な仕事であった。
新しくなった祀り所でお狐さまは居心地がよくなった。

稲荷神社の復元を祝い、その夜は秋刀魚を豪快な焚火で姿焼きした。
新鮮な辛み大根を降ろし、焼いた秋刀魚にタップリと乗せ、わずかなレモンを絞った。
そして薄味醤油を付け、赤ワインと楽しむ。
秋刀魚の焦げた皮の香り、絶妙な味のハーモニーになる。
大きな二匹の秋刀魚で心底・腹の髄まで染みわたる秋刀魚の饗宴となった。
この秋の味覚はお狐さまからの贈り物に違いない。

さらに秋の味覚は続いた。庭の柿の老木からの恵みである。「禅寺丸」と呼ぶ素朴な柿。見かけはいかにもワイルドで渋そう。
老木に登り、丁寧にひとつひとつをむしり取っていった。
まだ黄色く赤くなっていないが皮をむくとさわやかな甘さである。
秋刀魚の残り味で生臭くなった口に、「禅寺丸」のほんのりとした上品な甘さが広がった。
日本人に生まれて良かった。

        
アルスロンガ農園の秋の夜は深けていく。


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   人は概念の世界に住んでいる。


 

人は世界を理解しようとする時、あらかじめ大まかな略図を持っています。
 

それこそが世界を理解する概念の枠組みであるスキーマとなるものではないのか。
 

その昔、書籍という小さなスキーマを学びとることをリテラシ
ーといいました。確かなことは、その原語のリテラ(Litera)が表しています。


それは文字で表された主題は抽象化された概念であり、いかにして実世界の具体像に対応付けて描くかという文字の解読能力のこ
とでした。

 


 人間の完成は理性の完成であり、哲学こそが人間を神に導く。

      これは哲学者マイモニデスの言葉です。

私にとり耳の痛い話です。未だに生臭い欲望に満ちた後期高齢者。自分が認知症になりセクハラでも起こしたらどうなるのか 、悩んでいます。

尿酸値高騰の警告を受けて、酒種制限に悩みました。中でもギネス黒ビールは厳禁ですが、こればかりはどうも。とても発泡酒やリキュールなどの代用品では我慢できません。あれは、古い革袋(麦酒という概念)に偽物の新しい酒を注ぎ込むという詐欺です。
この不気味な世界では、お酒だけでも本物を楽しみたいものです。本物とされた新聞、放送、出版そして大学など伝統業界の未来は危うい。

                   小話 その2 --->  もっと見る 


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想い出を飾る  望郷歌『ゴラール』   2021年7月

ゴラールとは、『Góralu』と綴るスロヴァキアのタトラ山脈地方の素朴な望郷の謡です。
英語では『Highlander』、山の民を意味します。

Góralu czy ci nie żal
Góralu, czy ci nie żal
Odchodzić od stron ojczystych,
Świerkowych lasów i hal     
I tych potoków srebrzystych?

Highlander do you not regret
Highlander, do you not regret
Abandoning your paternal homeland,
Spruce forests and chalets
And the silver streams?

 


2001年〜2004年までスロヴァキアを中心にチェコとオーストリアを調査旅行しました。20年前の懐かしい想い出です。アルバムを整理しながら『Góralu』を独唱しました。親切で素朴な人々の顔を思い浮かべながら みんな、どうしているだろうか・・。

スロヴァキアの魅力は、エスニックグループが仲良く暮らしていることです。
最大のグループは、ハンガリー人、ウクライナ人、ドイツ人、ポーランド人、チェコ人、
クロアチア人、ロマ人、そしてユダヤ人などです。
それぞれ様々な民俗的文化を誇っています。

興味あることは、カトリック、プロテスタント、フス教徒、ユダヤ教徒、
ギリシャ・カトリックなどの宗教が混在し、仲良く共存していることです。
東部の小さな村に行っても、そこにはカトリック教会があり、ルシン人のためには
ギリシャ・カトリックの教会があることです。

東方教会であろうが、フス教徒のプロテスタントであってもそこには宗教紛争はありません。
ユダヤ教のシナゴーグもありました。ロマ人部落には彼らのためのカトリック教会もあります。
バルカン半島のような宗教と民族の紛争は存在しないようです。
歴史的にスロヴァキア人とその国土は、外国人に長らく支配されても素朴に、
柔軟に様々な文化と宗教、そして人々を受け入れてきたのです。

スロヴァキアの人々と過ごした日々を想い出し、懐かしい出会いに感謝します。


   20年前の想い出を飾りました。  スロヴァキアに祝福あれ !!!


下記をクリックすると望郷歌『ゴラール』が流れます。



https://youtu.be/e6mfZtg3W4E


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  『グリーングリーン(Green Green)』 2021年6月

初夏、葉の色は淡い小緑色から深い緑に変わる。
梅雨空の下、紫陽花「アナベル」の白い花が美しい。
小さな庭は安らぎの緑の空間になる。
隅々までグリーン・グリーンの静寂。

『グリーングリーン(Green Green)』という歌詞。

"Green, green, it's green they say"
"On the far side of the hill"


"グリーン グリーン 丘のむこうのずっと遠く"
"そこは緑あふれる土地"


「The New Christy Minstrels」の持ち歌である。
1960年代アメリカのフォークバンドだった。

この歌が人気を得た60年代はどんな時代だったのか・・。


思い浮かべるのは、まずベトナム戦争。
若者を中心に、反戦運動が盛んだった。

1963年の米ケネディ大統領暗殺。
その悲報を苗場の山小屋で聞いた。

1964年10月は東京オリンピックの年。
世界初の高速鉄道、東海道新幹線の開業。
まさに日本の黄金時代だった。

1966年5月には中国で文化大革命が起きた。
あの中国が傲慢な国家になってしまった。

『グリーングリーン』の曲、ほろ苦い青春時代。

"Green, green, I'm goin' away"
"To where the grass is greener still"

"グリーングリーン 俺は旅立つよ"
"緑かがやく希望の地へ"


コロナ禍も無い古き良き昭和があった。  


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     無観客オープンガーデン                 2021年5月 

マスク着用が日常生活になりました。
日焼けした孫の顔にマスク跡がクッキリと残っています。
A・ジョリーナのセクシーなタラコ唇もマスクで覆われています。
女優にとり受難の時代の到来です。いつまで続くのかマスク着用。
道端で挨拶を交わしても誰が誰だか判別できなくて困ります。
薔薇にマスクを付けてみたくなりました。
小さな薔薇園でマスク着用の薔薇美女がお待ちしています。
今年は無観客オープンガーデンとなりました。
 

 

 


ブログで無観客オープンガーデンをご覧ください。

https://wni30fioix9p.blog.fc2.com/blog-entry-32.html

 

 

 

    小話 その2 --->  もっと見る


 『ジャズ喫茶BASIEベイシー』   2021年3月

仙台の作並温泉で優雅な老後を過ごす友人、澤井 清さんの話。清さんは某女子大の名誉教授でナチュラリストを自称しているものの正真正銘の「音キチ」である。
カメは、オーディオとは所詮「音を出す道具」であって主役は「音楽」と考えてきた。ところが清さんはまったく違う。真空管アンプやこだわりのスピーカー、ハイレゾ音楽を楽しんでいる。さらに湯船の中でも
Bluetooth対応防水スピーカーで音に溺れている。オーディオに生涯を捧げ、倒錯されてきた陶酔老人なのだ。

今回は清さんから『ジャズ喫茶BASIEベイシー』について面白いブログを書いてもらった。

BASIEは店主菅原正二氏が実家岩手県一関市の蔵を改造し私財をなげうって、米国JBL社黄金期のアンプとスピーカ、レコードプレヤーはLINN,カートリッジはシュアー等、最高級のオーディオ装置を備え昭和45年6月にオープンしたジャズ喫茶である。菅原氏は早稲田大学在学中「ハイソサエティ・オーケストラ」に入部。バンドマスター、ドラマーとして活躍。TBSラジオ主催の「全国大学対抗バンド合戦」で3年連続全国優勝した名バンドマン。在学中は、早稲田の先輩石黒寿和の結成するラテンバンド、「チャリー石黒東京パンチョス」にも所属するプロドラマーでもあった。だが、持病の結核再発のため、「ドラマ−」を諦め故郷に戻りジャズ喫茶を開店したのだ。

ベイシーは清さんが訪れたジャズ喫茶の中でも別格であるという。蔵を改造し、訪れた客にジャズをリアルに聴いてもらう「音」を重視し「オーディオ」を主体に店内が構築されている。大音量であるが、圧迫感もなくゆったりコーヒーを楽しみながら過ごすことができる。さらに、ドラムとピアノがあり時折ライブコンサートも実施される。

詳しくは「音キチ」清さんのブログを御一読願いたい。

https://wni30fioix9p.blog.fc2.com/blog-entry-31.html

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   「想い出を飾る」 イグアス滝      2021年2月

2020年2月はブラジル側でイグアス滝を眺めていました。
亜熱帯ジャングルを流れる世界最大の瀑布。
ナイアガラ滝よりも野性的しかも雄大で美しい。
大量の水が流れ落ち、水がまるで雲のように舞い上がり七色の虹も現れます。

2021年の新年を迎えてもコロナ感染は衰える兆しはまったく見られません。
海外旅行を楽しんでいた2020年2月までは夢のような別世界でした。
ポストコロナ時代はあらゆるものが初期化され、世の営みを再スタートさせる異常な歴史が展開することでしょう。
これは人類全体に与えられた受難と考えるべきなのか・・・。
おそらくホロコーストを経験しているユダヤ人にとり、
コロナ禍などジェノサイトに比べると大したことではない。
サバイバルをしぶとく巧みに生き抜く知力を持っていて実に羨ましい。

喜寿を過ぎ、冥途への旅もまじかな私はもはや思い残すことなぞありませんが・・・。
ささやかな過去の栄光を粉飾させる「想い出を飾る」という楽しみだけが残ったみたいです。
そもそも「飾る」ような他人に見てもらう豪華な「過去」など有り得ないのですが。未練がましく往生際が悪い。
浅ましいことにみせびらかせたい。高齢になると哀れにもこんなことで喜ぶので情けない。安ものの金縁の額を付けて「想い出を飾る」。自己陶酔で我慢すべき。我ながらはずかしい。

さて想い出の写真。高さ約90メートルの最大の滝「悪魔の喉笛」は凄い迫力でした。鮮明に眼に焼き付いていますね。
名画『Mission』を思い出しました。30年前の映画で、パラグアイを舞台にしたインディオ布教の物語です。イグアス滝に流れるパラナ河上流から宣教師が大きな木の十字架に縛られて流されてくる。そしてイグアスの滝つぼに落ちていきました。どうしてこんな悲劇になったのか。主役デ・ニーロは奴隷狩りの悪党から宣教師になり、インディオのために戦い殉死する。

ポストコロナ時代は「想い出を飾る」事だけが楽しみになるのでしょうか。


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   デジタル化とガラパゴス日本        2021年1月

デジタル化は昔から研究してきた大好きな主題。今頃になり日本政府は本気に取り組むようです。残念ながら遅すぎたと思います。お隣の韓国と中国を手本にするようで間抜けと笑われています。
日本人は手書き、漢字カナ文字そして日本語にこだわり続けた。日本語は文法的にIT向きではなかった。ただし概念化という最も人間的な思考文法で日本語は世界一です。
この世界一であることが、かえってガラパゴス化の原因になったと思います。
もし日本語と日本文化が安っぽいものであったら、デジタル化に有利だったという皮肉な結果になりました。

デジタル世界は疑似英語によるIT言語の世界。単純な記号でアルゴリズムを複雑に組み込む。日本語は複雑な記号を使い豊かに表現します。その表現の中にアルゴリズムも同時に組み込もうとする。欲張った世界でも稀な自然言語と言えます。

アルファベットなど記号は単純な組み合わせによって英語文法というアルゴリズムが成り立つ。デジタル世界はアルゴリズムの集合体なのです。
アルゴリズムを素早く解読できるシンプルなIT言語がなによりも重要です。

まず日本のデジタル化は、ガラパゴス日本語を捨て去りIT言語に慣れ親しむ。
おそらく、みなさまは猛反対され、とてもそんなデジタル世界に生きていけそうもありません。それで良かったのです。残りの年月は典型的なガラパゴス的日本人として暮らし大往生してください。
 

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 『一閑張押花大皿』 山野草の押し花  2020年10月

これは『一閑張押花大皿』と呼ぶ山野草を素材にしたもの。アルスロンガ農園の浅輪正彦さんの作品である。浅輪さんは、この皿は和菓子を置く銘々皿からヒントをえたという。香川県の竹工芸品には丸亀団扇と「一閑張」があり、その双方の作り方を取り入れた。
押し花にした山野草
猛暑であっても軽井沢の朝夕は涼しい。小さなカメの庭にも山野草は次々と咲いてくれる。ユキノシタ、カキドオシ、オダマキや秋には真っ赤に紅葉するカエデの葉などが苔むした岩の間に所狭しと育っている。
オダマキは日本の里山に自生する。草丈は10〜70cmで長い茎の先に紫色した花を咲かせる。花びらのように見える部分は、「がく」が変化したものである。そのオダマキが深い渋茶の「一閑張」に変わる。
「一閑張」とは何か
「一閑張」は、日本の伝統工芸品である紙漆細工のことである。まず紙漆細工を作る方法がよくわからない。調べてみると、農民が農閑期の閑な時に作っていたものが「一閑張」と呼ばれるようになった。そして一貫の重さにも耐えるほど丈夫なので「一貫張」と最初は呼んでいたという。
詳しくは下記のブログをクリックして下さい。

https://wni30fioix9p.blog.fc2.com/blog-entry-30.html

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  自粛老人の独り言  コロナの終焉を見届けたい

                             2020年9月

耐えがたきを耐え、忍び難きを忍ぶ」 なんとかしてコロナ感染を生き延びて、安らかに大往生したいが・・。80歳近くまでも頑張ってきた。コロナ外出自粛にも耐えてきた。我慢、我慢の連続で苦しい日々だった。つぶやくのは老人特有の独り言。こんなことは十分に自覚している。なんとなく悔しい内容ではないか。馬鹿にしているのか。無残無念だ・・。笑い飛ばそう。

    延命は 不要と書いて 医者通い
    三時間 待って病名<加齢>です

    目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ
    改札を 通れずよく見りゃ 診察券

    誕生日 ロウソク吹いて 立ちくらみ
    この頃は 話しも入れ歯も かみ合わず

    目には蚊を 耳にはセミを 飼っている
    留守電に <ゆっくりしゃべれ>と どなる父

    いい夫婦 今じゃどうでもいい夫婦
    名が出ない(あれ)(これ)(それ)で用を足す

    探し物 やっと探して 置き忘れ
    LED 使い切るまで ない寿命

    クラス会 食後は薬の 説明会
    立ち上がり 用事忘れて また座る

    無農薬 こだわりながら 薬漬け
    景色より トイレが気になる 観光地

    妻旅行 おれは入院 ねこホテル
    これ大事 あれも大事と ゴミの部屋

スライド動画の写真は、自粛老人の「独り言」とは全く無関係。多くの写真は某大学の半世紀前のみなさまの生の映像である。映っているお顔は現在と比べると別もので、実に若々しい。面影は微量残っているが部分修正を一切施していない。お顔にはモザイクをかけるべきだったが容貌激変なので識別困難と判断。古き良き時代を懐かしみ「独り言」に耐えているようだ。

音声は人間が朗読するものではなく、ロボットが喋る奇妙な機械朗読によるもの。時として画面中のメッセージとは同期不備も見られる。もし聞き苦しい場合はスピーカーを無音設定にされてお楽しみ願いたい。半世紀前は、こんな「独り言」をつぶやくなんて思いもしなかった。




 

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  喜寿合宿プロモーション・ホームページ   2020年1月

  1966年 我々はなんとか卒業できた。みなさんは若かった。

    そこには未来があった。

  2020年 我々は77歳になり、なんとか喜寿を迎えるだろう。

    そこには懐かしい想い出が残った。       

    KWVキチ会  祝 喜寿合宿

 日時  2020年10月14日(水)〜16日(金)
 場所  蓼科温泉郷  テラス蓼科 茅野市北山4035 0266-67-0100

   クリック --> 「懐かしい写真集」を楽しもう。 


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  『ヒマラヤ戦友会』のアーカイブ    2019年11月

 これは2010年11月13日〜23日に決行されたエベレスト街道トレッキングに参加されたKWV仲間の同窓会記録です。同窓会を『ヒマラヤ戦友会』と呼びます。その過去10年のアーカイブです。

最初の会合は、2011年11月10日(毎年11月第二土曜日)に開催されました。それから回数を重ねて2019年で9回目を迎え、来年2020年は10回目という記念すべき祝賀年となるでしょう。

毎年、恒例となっているコブキ女将の陣頭指揮の下で豪華な手料理の数々を楽しみ、ヒマラヤの荘厳な峰々を懐かしみ、エベレスト街道で苦楽を共にした旧き友と歓談してきました。こんな宴会をよくもまあ10年も長きに渡り続けてきました。ささやかな伝統の喜び。

 過去の『ヒマラヤ戦友会』の10年間のアーカイブを見る。


   『国土強靭化計画』      2019年10月
 

 アルスロンガ農園  ポンコツ翁の一喝

  「美しい日本はどこへ」

こんな 無残な国土に誰がした という指摘が全く
なされていない・・・おかしいとおもいます。
数十カ所の堤防が 決壊 とは 自然災害の規模の違い?
これから  何年おきに あるいは 毎年。
 H26年「国土強靭化計画」を宣言した首相はこの間 なにを?
アベノミクスで 国民は 豊かに、強靭化で 国土は 美しく 
この責任はだれがとるのかな。 
 メディアも 有識者も この責任者に ノータッチ!

WCラグビーで せっかくいい気持ちになっているのに
このあたりは 全く不愉快です。

この国は 破滅に まっしぐらですね。
千代田では、うちつづく 大宴会。
アベ某は ぼくらのカネを使って 大盤振る舞い。
映像に映るのは、いまだ泥水につかった民たち。
 
こんなことが 許されることが 過去あったのだろうか。



 台風第19号が10月12日に日本に上陸して関東地方や甲信地方、東北地方などで記録的な大雨となり、甚大な被害をもたらした。阿武隈川や千曲川の堤防が決壊するなど河川の氾濫、決壊が相次いだ。長野で北陸新幹線の車両基地も水没した。人的被害が大きかったのは福島県で、死者26名、行方不明3名だった。この台風による被害は初の特定非常災害として認定された。そして10月25日にも記録的な豪雨が千葉県や福島県を再び襲って、さらなる河川の洪水が続いた。

 この悲惨な日本の姿は、同じ時期にラグビー・ワールドカップ(W杯)が開催されていることから世界中から注目された。海外のメディアは河川の氾濫、泥水に浸かる街、逃げ惑う衰弱した日本人の姿を報じていた。停電と断水などインフラの弱さも指摘された。

 10月22日には「即位礼正殿の儀」が強風雨の中で行われた。約400人の海外からの賓客もあり東京は厳戒態勢を敷かれた。無駄なパレードは延期されたものの連日大宴会が華やかに開催され、悲惨な災害地の人々のことなどまるで無視しているようだ。戴冠式で馬鹿騒ぎする時代は19世紀末で終わっている。そんな事で今の若者は喜ぶ訳がない。人々も国家も奮い立たない。無駄金を省き、錆びついたインフラの再整備と自然災害への備え万全な強靭な「美しい日本」を期待したい。

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 男女関係から外交関係へ        2019年8月

これは外交関係の話です。お隣の韓国と日本との関係について考えてみました。

未来から歴史を振り返ると、現在は民主主義の終焉の時代であるそうです。共産党独裁の中国やプーチン強権のロシアなどは専制帝国が復活したように思えます。 まるで経済制裁のように韓国を「ホワイト国」から除外するという愚策を止めてください。いまや日韓は経済的にも産業構造から見ても運命共同体なのです。しかも韓国は極東で民主主義国家として躍進しています。北朝鮮、ロシア、中国など全体主義的な専制帝国と異なります。これらの「ブラック国」と全く違う法と人権を守り自由を尊ぶ民主主義国家なのです。まさに「ホワイト国」ではないですか。
日韓の関係とは外交関係というより男女関係に似ています。時には嫉妬、時にはひがみ、時には喧嘩、時には熱烈愛。これらは親子や兄弟や友人、恋人同士など親しい人間関係でしばしば起こることです。
極東に位置した日韓は歴史的にも文化的にも、民族的にもさらに言語的にも昔から密接な関係がありました。近世になり半世紀程、日本の帝国主義的な支配を受け、朝鮮半島の人々に屈辱を与えたという不幸な時代もありました。朝鮮民族も日本民族も未来志向で仲良く極東で民主主義国家として共存すべきです。

(写真は豪華な韓国の伝統料理)

関連する記事

● 韓国シソーラスの旅   2010年6月

 韓国で著作が翻訳出版された 2010年


偽マリリン・モンロー

これはM・モンローの有名な映画『7年目の浮気』だったと思いますが、歩道にある地下鉄の空気穴から吹き上げる風によってスカートが舞い上がる。それを懸命に両手で抑えるという有名なシーン。それは原画ですがパソコン画面に映る自分の姿に、ウットリしている。

芸術的に加工してみました。

2019年9月

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KWV    『旧き友』過ぎし日の旅       

1963年浅貝、そこには青春と未来があった。山と森、そして我々も実に美しく、輝いていた。浅貝の小屋にあった裏のゲレンデで肩を組み合って大きな人の輪をつくり、大声で歌った『旧き友』。 

旧き友 集い語ろうは
過ぎし日の旅 山の想い
森にさすらい 谷をゆき
峰に立ち日を忘れえず
峰に立ち日を忘れえず
山よ 心の故郷よ 清らに高く
厳かに 変わらぬ汝れが 姿こそ
永き交わりの印しなれ 
永き交わりの印しなれ

詳しくは 「国内(KWV特集)」を参照ください。

関連する下記のKWV記事もご覧ください。

KWV夏合宿2019年大町温泉郷」(ブログ)(2019年7月)

『エベレスト街道トレッキング』 世界最高峰を展望する(HTML) (2010年11月)

 

                             小話 その2 --->  もっと見る  

                                                         ----->  「松小テレクラス会


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