Postsocialism and Social Change   Slovak Communities in Transition

中欧・東欧諸国で社会主義体制が崩壊して15年が経過しました。これらの国で行われたマクロレベルの体制変革のもとで、ミクロレベルにおける生活変動は多様な形態をとっています。本研究の意図は、このマクロレベルとミクロレベルを媒介するメゾレベルでの変動条件を探るべく、研究対象を地域社会に求め、その実証的踏査によって体制変動のメカニズムを明らかにしようとする点にあります。換言すれば、本研究は社会主義崩壊後における社会の再組織化の過程を地域社会レベルから究明していくことを直接の目的とし、それを通して体制転換と社会変動に関する中範囲理論を提起していくことを間接的な目的としています。この目的に沿って、スロヴァキアの次の4つの地域を事例研究の対象としてとりあげます。  (プロジェクトリーダー 中央大学教授 石川晃弘)

  • ブレズノ
  • バンスカー・シチアヴニッツァ
  • プレショフ
  • ブラチスラヴァ

そして、これらの4つの地域に対して次の4つの視点からインテンシブな現地調査を展開します。

  • 住民生活と住民意識
  • 産業・就業構造
  • 政治・行政機構
  • 文化・情報環境


Last Updated on 08/20/2006 Created by Takashi SAITO
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