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 オントロジの庭 (その5)      

      「芽生え、成長、枯れ死、再生」 真冬に耐える緑

                                           2022年2月1日

オミクロン株という新種までも登場し、2月も憂鬱に過ごしている。何処へも安心して旅はできない。やり切れない悔しさと、嘆きの数々を自問する。体力も知力も、ボロボロになっている。

        癒しになる仕事は、やっぱりガーデニングだった。

                     

  「エレンダニカ」
真冬の緑は少ないが「エレンダニカ」だけは生き生きと芽を伸ばし成長している。葉はブドウにとてもよく似ている。トレリスにつるをどんどん伸ばし、よじ登るように広がっていく。生育が旺盛なのだ。
    粘り強く生きよ ! 、叱咤された。

  「カレックス」と「ベアグラス」
どちらも、カヤツリグサやスゲの仲間。常緑多年草で細い葉は強くて、指を切ることがある。大きく成長してアルゼンチンのパンパグラスのような姿になった。大小5鉢の「ベアグラス」は、息苦しいほど繁茂した。「カレックス」は緑の波に泡のような白い淡雪を付けて、冬風になびいている。まる裸で寒そうだ。

    冬の寒さに負けるな !、と励まされた。

  「ローズマリー」
その名が素敵だ。悪魔の映画『ローズマリーの赤ちゃん』だったか、名は定かでないが想い出した。怖いストーリーだった。聖地エルサレムの嘆きの壁の前で健気に群生していた。これは天使のメッセンジャーのようだった。ローズマリーは寒さの中でも小さな紫の花を付けて元気。立ち姿は貴婦人のようで気品を感じる。老いても妖艶な香りを忘れない。その横で、赤い葉の「ヒューケラ」はまるで紅葉したようである。ローズマリーに恋して赤くなったのだろう。

   老いても品格を忘れるな !、と激励された。

         「芽生え、成長、枯れ死、再生」
          庭は、命が巡る小さな空間である。
          オントロジをつぶやく。

  
  自然と草花を愛でながらオントロジを再考し、2022年を穏やかに過ごします。

                      オントロジの庭は連載です。   
 


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