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     紅葉のインディアナから南部テネシーへ (その1)

       E.プレスリー、バーボンウィスキー、カントリーウェスタンを求めて。

   

   アメリカ合衆国の母なる河は、Mississippi River

  その真ん中に位置する都会がSt. Louis です。

  道中にはカントリーとロックの故郷、Memphis があり、

  そこには、エルビス・プレスリーのGrace Landがあります。

  遥か河口は、あのデキシーランドで有名なNew Orleans

   

 

 

 

     

      私は、Mississippi River に沿って、Memphis からアーカンソー州、

      ミズーリー州のSt. Louis まで上ることにしました。 

      まず、インディアナ州 Indianapolis で飛行機を降りて、そこでレンターカーを借り、

      ケンタッキー州に向いました。そして、テネシー州に入り、Nashville を観光。

       この地方は、東部と西部の中間に位置しますが、中西部よりは中東部と呼び、

       むしろテネシーやアーカーソーは南部に属します。

 


                         

  車はムスタング    ルート65をLouisvilleへ      どこのレストエリアも親切でした

文化的にはイリノイやインディアナは、白人移民、特にドイツ系や東欧系が多く、敬虔なアーミッシュもいて、

農家もどこどなくヨーロッパ的で質素です。それが、ケンタッキーに入ると、徐々に南に下るほど黒人が多くなり、

テネシーに入るとまさに黒人国家という感じがしました。ラジオからゴスペルが聞こえ、宗教に熱狂してます。

いまでこそ平等に生活しているようですが、半世紀前までは差別に苦しんだ南部黒人の時代がありました。

アーカーンソーの広大な綿畑(コットンフィールド)をドライブしながら、南部黒人・ムラートの苦難の歴史を想像しました。

                               

    エブラハム・リンカーンの生地を訪問          Wild Turkey     Country Roadの南瓜

   ケンタッキー州はアメリカ人にとって心の故郷。私のとって本場ケンタッキー・バーボンウィスキーの故郷。


  アメリカ民謡では、フォスターの名曲が有名ですが、それはケンタッキー州が舞台 です。

  この辺りからテネシー州にかけて、カントリーウェスタンが誕生しました。

  ブルーグラスの演歌に も似た南部訛の歌には魅了されますね。

  

    Johnny Cashの「Blue moon of Kentucky」  、Bill Monroeの「The Most Beautiful Girl」、

    Charlie Richの「Green Green Grass Of Home」。

      懐かしい、Frankie Laine、 Willie Nelson、 Hank Locklin、 J Rodgersなどの名前。

    

                          Gateway Arch.

     セントルイスは、「セントルイス・ブルース」の町。その昔、西部開拓へのゲートウェイでした。

     それを記念するGateway Arch.はセントルイスのシンボルです。

     また、「翼よあれがパリの灯だ」で有名なリンドバークによる世界最初の大西洋横断飛行の成功。

     彼の「Spirit of St. Louis号」の複製が展示されていました。

     リンドバーグの晩年は、彼の子供の誘拐や彼自身の対独協力者などにより不名誉なものでした。

                                                          

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