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「アシュガのグリーンスリーブス」
2025年4月1日
まず、「緑の袖」(グリーンスリーブス)の音楽をお聴きになり駄文をお読みください。短編で約2分です。
『グリーンスリーブス』(緑の袖)
Greensleeves was all my joy
Greensleeves was my delight,
Greensleeves was my heart of gold,
訪れた春の日、ガラス扉を開けた。
アリッサムのピンク色した花々と紫のラベンダーが咲き乱れている。
ビオラの黄色はローソクの炎ように見える。淡い緑から深い緑に変わる。
「アシュガ(Ajuga)」は紫色した袖を着けた花茎になった。
日本名は「十二単衣(ジュウニヒトエ)」と呼ばれている。
「十二単衣」は平安時代の女房の正装として伝わり、現代まで受け継がれ皇室の儀式で用いられる。
源氏物語の世界を思い浮かべた。重ね着した唐衣は重そうだ。
十二単衣の色のグラデーションは、「重ね色目」と呼ばれ、色の選び方と重ね方は四季の彩を意識しているそうだ。実に細やかな配慮である。
1枚だけでは見栄えがしないが、色の異なる衣を重ねれば、衿元や袖口が華やかに見える。
雛人形の女雛の姿にソックリである。
「アシュガ」は緑の袖を着けた紫式部であると妄想した。
「アシュガ」を背の高いものから低いものへと帯のように植えていく。
狭い空間の中で奥行きと緑の自然感を演出できた。箱庭はオペラの舞台になった。「アシュガ」は緑の袖(グリーンスリーブス)を歌い誘惑する。
アシュガは豪華な緑色の振袖姿になった。
重い十二単を脱ぎ去り軽快な和服になり舞を披露してくれた。
振り返り後ろ姿を見せてくれると花柄の帯を蝶結びにしている。
真っ白なスイートアリッサムと菊の花園の中で優雅に踊り出した。
グリーンスリーブスはカメの喜び。
グリーンスリーブスはカメの楽しみ。
グリーンスリーブスはカメの魂。
洋装ドレス姿の緑の袖も魅力的である。蕾を開けたばかりの白薔薇はジャスミンの香りを伴い新緑の舞台で妖艶に演じてくれた。

自分流の楽しみ方。緑の空間の中で瞑想する。 花々一点に美しさを求めるのではなく、全体が絵になるように配置した。 箱庭のような小さな庭。一日中いても楽しい。 自然がたくさんあれば、カメは幸福になれる。
Cast me off discourteously
And who but my Lady Greensleeves.
あなた以外に誰がいるだろうか。
側にいるだけでカメの生き甲斐なのだ。
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