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日本の旅 東京  国賓「赤坂離宮と浜離宮」 2023年3月3日

3月3日はひな祭り、女雛人形は80歳の老婆になる。
その日を記念して赤坂離宮と浜離宮を貸し切った。
国賓になった気分。

儀仗兵も誰からも歓迎されない正門広場で老婆は寂しげにたたずんでいた。
貧そなジーパン姿は国賓として日本の威厳を損なう。素泊まり国賓なのでドレスコード無視。
改装された内部は豪華で、まるでベルサイユ宮殿のようなフランス様式で煌びやかだった。

  

赤坂離宮は西洋趣味に完全に染まったイミテーション宮殿であった。
何処にも日本的な御殿の雰囲気を感じ取ることができなかった。
さらに内部は西洋かぶれで「和」の様式はまったく無い。悲しくなった。
裏に周ると、立派な黒松が数本植えられていた。
よかった。黒松は「Cool Japan」を特徴付けてくれた。

園遊会は浜離宮で厳かに執り行われた。来賓は、「菜の花」と「黒松」、そして「梅の花」だった。
浜離宮は周囲を摩天楼に取り囲まれていて、「和」の雰囲気を感じ取ることができない。 しかし、木造の和式茶屋と黒松は、「Cool Japan」を特徴付けてくれた。

赤坂離宮と浜離宮を貸し切り独占できたことは「国賓」になった気分で愉快だった。

  赤坂離宮は、図書館だった。
戦後の昭和23年(1948)〜昭和36年(1961)まで、
「国立国会図書館赤坂本館」と呼ばれていた。隠れた歴史といえる。

    

「本を読む人」と題する貴重な写真がある。
女性達の姿はスリムで素敵だ。昭和レトロの良き時代。
男性は蝶ネクタイを付けて読書している。

晩餐会が催される「花鳥の間」に書棚が置かれて、
閲覧室になっていた。レファレンスブックも並べられている。
こんな豪華なシャンデリアの輝く宮廷図書館は世界では非常に珍しい。


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