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日本の旅  琵琶湖・竹生島 『琵琶湖周航の歌』  2023年4月25日

白髭神社の湖中に建つ鳥居の先に伊吹山が遠望できた。

   "われは湖(うみ)の子 さすらいの
     旅にしあれば しみじみと"

『琵琶湖周航の歌』の題材となった琵琶湖を訪れた。
なかでも歌詞4番は大好きな風景を映し出す。

   "瑠璃(るり)の花園 珊瑚(さんご)の宮
     古い伝えの 竹生島(ちくぶじま)"

竹生島は神の棲む島とも言われる。
宝厳寺の仏の御手に抱かれた弁才天のお姿を拝んだ。

   "仏の御手(みて)に 抱(いだ)かれて
     眠れ乙女子 やすらけく"

   

琵琶湖の周辺には、信仰の対象となった島や山々があり、神社と寺が多数造られた。
比叡山から近江神宮、三井寺、石山寺、近江八幡、太郎坊宮まで回り、 途中、豊満神社、大通寺、多賀大社を巡礼した。 近江は、伝説と神話の国である。
大きな湖水を囲む水辺の豊かな地。新緑で輝いていた。

この記事をFaceBookに掲載したら、岡田さん(S38卒)から感想を頂戴した。

私より1つ下の従弟が京大工学部電子工学科の第5期生でした。
昭和37年(卒業の前年)の秋、卒論を書き上げた後1か月ほど彼の下宿に厄介になりました。 京大のキャンパスのちかくに百万遍というところで、何人かで酒を飲んでは、琵琶湖周航の歌を歌いながら吉田山を登りました。 その折、東西南北沢山の神社、仏閣をお訪れました。当時姉も京都に住んでいたので、お金が無くなると姉に無心して名所・旧跡を巡りました。

カメの返答。
「三高寮歌」の世界ですね。古き良き時代、吉田山をさまよう、月淡く照らす頃。
岡田先輩の青春をセピア色の映像で想像しました。姉上もお住まいだった。羨ましい。

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三高の有名な寮歌は吉田山を題材にした「逍遥の歌」だろう。

   "紅萌ゆる岡の花
     早緑匂う岸の色
      都の花に嘯けば
       月こそかかれ吉田山"

旧制高校の寮歌は音程も歌いやすく、歌詞はどこも荘厳な語句で意味深い。
妻の亡き叔父「正美」は一高出身だった。毎年のように「寮歌祭」に参加することを楽しみにしていた。 その祭りでの身なりは、白線を巻いた学生帽にマントをまとい、高下駄を履いたバンカラ学生の姿だった。

   "嗚呼玉杯に花うけて
     緑酒に月の影やどし"

大きな校旗を振り回し、一高寮歌「嗚呼玉杯」を特別な想いで大声で歌ったのだろう。
輝ける青春時代を一高で過ごせた笑顔。サントリー美術館の館長が最後の仕事だった。

 


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