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 コッツウォルズ  「ライムストーン」  2024年6月22日

蜂蜜色の石である。黄色みを帯びた石灰岩。コッツウォルズ (Cotswolds)の建物群は「ライムストーン」一色だった。 そこに緑のツタが絡まり白いバラも満開だった。これこそ英国古民家なのだ。憧れの蜂蜜色の石で造られた長屋。 ウイスキーとエールが飲みたくなった。そして歌は「グリーンスリーブス」だろう。

(Greensleeves - tin whistle version by Leyna Robinson-Stone)

英国は田園が美しい。高い山は少なく緑の丘陵がどこまでも続く。
どこに麦畑があるのか、野菜畑を見つけることは難しい。ビニールハウスやソーラーパネルなど全く見つけることはできない。景観保護は厳しい。
緑の草原を仕切る石垣(石の柵)が森の端まで連なる。羊や牛などがのどかに牧草を食べている。 この石の柵は平たいスレート状の石を積み上げたものだ。木製の柵と違い雨風にも強く、苔むして風情がある。

(ウィンダミア湖を遊覧した。草原にはウサギに注意とサインがある。お屋敷から古びた家まで、昔の古民家のたたずまいを大切にしている。)

「ピーターラビット」が飛び出してきた。
湖水地方(Lake District)は、なだらかな渓谷沿いに大小無数の湖が点在する。 風光明媚な保養地でもある。小さなB&B(民宿)がどこにでもある。
牧草地を横切る小道のサインに「ピーターラビット」に注意と表記されていた。原作者「ビアトリクス・ポター」に敬意を表している。

ここは、偉大な自然詩人「ワーズワース」の故郷である。
彼は湖水地方をこよなく愛し、純朴であると共に情熱を秘めた自然讃美の詩を書いた。「ワーズワース」は、詩とは人間の心のように不滅のものであるという。湖畔の水仙について有名な詩を書いている。
大好きな詩である。うろ覚えだがコトバにした。そこには私の青春があった。

   I wandered lonely as a cloud
   That floats on high o'er vales and hills,
   When all at once I saw a crowd,
   A host, of golden daffodils;
   Beside the lake, beneath the trees,
   Fluttering and dancing in the breeze.

  谷間をただよう雲のように
   一人さまよい歩いていると
   思いもかけずひと群れの
   黄金に輝く水仙に出会った
   湖のかたわら 木々の根元に
   風に揺られて踊る花々

ウィンダミア湖を遊覧した。 Windermereはイギリス最大の自然湖であるという。箱根・芦ノ湖と似た雰囲気だった。
船上で『The Water Is Wide』を口ずさんだ。音痴だからはずかしい。

  The water is wide, I cannot cross o'er,
  But Neither have I the wings to fly.
  Give me a boat, that can carry two,
  And both shall row, my love and I.

  その水辺は広く 向こう岸へ渡れない
  僕には飛んでゆく翼もない
  二人を運ぶボートがあれば
  恋人と僕で漕いでゆくのに

(The Water Is Wide 悲しみの水辺 / Karla bonoff カーラ・ボノフ)

 

 リバプール 『ヘイジュード』 2024年6月25日

リバプールを初めて訪れた。スラム化した港町からビートルズは誕生した。
アイリッシュ海に面した貿易港。対岸のアイルランドから定期便のフェリーが通っている。アイルランド人は多く住んでいる。

(マッシュストリートはビートルズが最初に歌った飲み屋街である。)

(ロンドンのバッキンガム宮殿周辺は天皇夫妻を歓迎するために大きな日章旗が掲げられていた。老夫妻も歓迎の群衆の中に入り込んだ。)

波止場に巨大な赤レンガ倉庫があり下関や函館などに似た港町である。19世紀初めまで奴隷の中継交易港で栄えた。 綿貿易と繊維産業で発展したが20世紀になると衰退した。ビートルズは観光の救世主になったのだろう。

  Hey Jude, don't make it bad
  Take a sad song and make it better
  Remember to let her into your heart
  Then you can start to make it better
  Hey Jude, don't be afraid
  You were made to go out and get her
  The minute you let her under your skin
  Then you begin to make it better
  And anytime you feel the pain, hey Jude, refrain
  Don't carry the world upon your shoulders
  For well you know that it's a fool who plays it cool
  By making his world a little colder
  Na, na, na, naa-naa
  Na, na, naa-naa

『Hey Jude』(ヘイ・ジュード)は、1968年8月にリリースされた。ポール・マッカートニーによって作曲されたという。

私は、この曲を聴くと1969年早春に修士論文を書いていた大学院時代を思いだす。ビートルズは好きではなかったが、この曲だけは特別だった。

  Na, na, na, naa-naa
  Na, na, naa-naa

この旋律の調子がとても気に入ったからだ。ほろ苦い想い出の曲である。

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ソールズベリー   「ストーンヘンジ」  2024年6月25日

遺跡のカラスから笑われた。            
こんなデカい岩を見に来て何が楽しいの ?? (カアカア)

巨石が並んでいるだけである。太陽崇拝の祭祀場なのか・・。
岩を積み上げた巨大なピラミッドやインカ遺跡などに比べると寂しい感じだ。
英国に似つかわしくない遺跡といえる。アーサー王伝説なら良かったのに・・・。

ブリトン島にも巨人が住んでいたのか ?
私は右の手平に巨石をのせてみた。
軽いもんだ !!

ストーンヘンジ(Stonehenge)は、イギリス南部・ソールズベリーの草原に残っている。
馬蹄形に配置された巨大な門の組石(トリリトン)を中心にして直径約100mの円形に高さ5m程の30個の立石(メンヒル)が配置されている。環状列石(ストーンサークル)になっている。

古代の天文台なのか ?

重い玄武岩。組み立てるには巨大なクレーンが必要になる。
誰が造ったのか、その目的は何であったのか、謎である。

無機質な巨石群なのでロマンはなさそうだ。謎の歴史だけを語ってくれる。
ブリタニアは、古城遺跡だけが魅力あるロマンを語ってくれると思う。

(続き) ストーンヘンジは重複

スコットランドとウェールズ編


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