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カメの庭 「傘寿の庭に薔薇が咲いた」 2023年5月5日 

     "薔薇が咲いた,
      薔薇が咲いた、
       真っ赤な薔薇が、
        寂しかった傘寿の庭に
         薔薇が咲いた"

傘寿の80歳になった。
父親は35歳で亡くなったから二倍以上も生きながらえてきた。

   「老人と薔薇」 
  酒臭い80歳の老人と薔薇。
  アンマッチ、アンバランスでとても絵にならない。

薔薇に関する知識は、はずかしいくらいに乏しい。
そもそも「薔薇」という漢字を書けないのである。
「バラ」と片仮名で綴れば楽なのだが格好つけて「薔薇」にしている。
薔薇コンプレックスの証といえるだろう。

満開になり美を競う薔薇は我慢して相手になってくれた。
これでもか、これでもか、近づいてきた。芳醇な香りに魅了された。

デビッド・オースチンの八重咲は上品な姿でせまってきた。
幾重にも重なった花びらがピンク色に染まり今にも抱きつかれそうになった。
妖艶な香りが漂う優雅な時間だ。
薔薇を独り占めにした。薔薇のハーレムになった。

悩ましい真紅の薔薇に誘惑されそうになった。
まるでカルメンの髪を飾る大きな赤い薔薇のようだ。

    「夕暮れが一番綺麗ですね」と
      薔薇貴婦人に尋ねた。


    「今宵は夜通しお付き合いくださいね」と
      口説いてみた。

子供の頃から草花が好きで、自然を小さな遊びの空間に変えてきた。
雑草でも薔薇でも差別なく、何でも愛おしい。

 

   動画「傘寿の庭に薔薇が咲いた」(約5分)



https://www.youtube.com/watch?v=Hc3brlBFYFU


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