『旧き友』を歌っているトンベ

 

              田中透君への追悼

 

                      斉藤 孝

      

 トンベは、天空の厳かな山頂へ登っていた。そこは白い峰エベレストよりも高い天国の岩稜である。天女にかこまれて、満足した笑みで眼鏡を外している。極楽浄土なので安らかに過ごせる。
天に召されたKWVの仲間を探し出し、天女と仲間と、あらたな出会いを考えていることだろう。

トンベはいつも仲間の中心にいて、みんなのことを思いやる優しい心で、KWVの絆を大切にしてくれた。

トンベは、コミュニケーションとコーディネータの達人だった。


『旧き友』 両手を大きく開け音頭をとり、大声で歌っているトンベの姿を忘れることは出来ない。

  旧き友 集い語ろうは 
   過ぎし日の旅 山の想い                       
    森にさすらい 谷をゆき
     峰に立ち日を忘れえず
      峰に立ち日を忘れえず

     山よ 心の故郷よ 清らに高く
      厳かに 変わらぬ汝れが 姿こそ
       永き交わりの印しなれ 
        永き交わりの印しなれ

トンベも、みなさんは若かった。そこには青春と未来があった。

山と森、そして我々も実に美しく、輝いていた。


  トンベの想い出は、60年前の山旅の想い出と重なる。

心からご冥福を祈ります。
    

                                      

  

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