幸せを呼ぶ神の化身とも思われた。

 

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       独り言  

  人間の完成は理性の完成である。哲学こそが人間を神へ導く。   

             動画「傘寿の庭に薔薇が咲いた」(約5分)

                       

        (薔薇の動画と音楽を楽しみながらお読みください)         


  「マンション理事長ヨボヨボ日記」 2024年4月1日

 「交通誘導員ヨレヨレ日記」、「派遣添乗員へとへと日記」など、
低調な出版界で今、汗と涙のドキュメント日記シリーズが好評である。
これまでのタイトルを並べると、読者を引き付ける泥臭いコトバが続く。

     「非正規介護職員ヨボヨボ日記」
     「ケアマネジャーはらはら日記」
     「コールセンターもしもし日記」
     「バスドライバーのろのろ日記」
     「大学教授こそこそ日記」

 どちらかと言えば日陰の仕事。ブラック業界で働いた苦労人の生々しい話ばかり。 好んで飛び込んだ業界ではなく、生きていくために、やっと得た生業の体験談といえる。
「ヨボヨボ」「はらはら」「もしもし」「のろのろ」など「オノマトペ」が目立つ。 酒を飲むと気持ちが「ホンワカ」となり、血液の流れも「サラサラ」になる。 いつも腹の虫が「ゴロゴロ」と泣く。こんな「オノマトペ」は未開な幼児コトバなのだ。

「大学教授こそこそ日記」

「こそこそ」は、見つからないように密かに励んで教授まで昇りつめた成り上がり学者の実話。 関西KG大学で「こそこそ」と教えてきた三流学者の漫談。まるで私の体験談と似ている。

「マンション理事長ヨボヨボ日記」
82歳になり小さなマンションで理事長に選ばれた。「花咲か爺」ならば信頼できると勘違いされたからだ。

「花咲か爺」から「デジタル爺」へ変身。熱烈に改革を述べた。

   マンションのデジタル化を推進しよう !!

これがイケなかった。

    

デジタル化は大反対された。もともと桃源郷のようなアナログマンション生活。マンション住民にはプライバシーを危うくするようなホームページは好まれない。 わけありのカップルは明るみにされたくない。メールアドレスを露見するなど裸体を晒すようなもの。 GPSで愛の隠れ家を探索される。3度目の離婚や再婚までもバレル。まるで芸能人のように反対意見を述べられた。 豪勢な億ションに住む芸能タレントと同じ気分なのか、ぼろ長屋ではないか。

  「デジタル爺」から「花咲か爺」へと再び戻る。

      「マンション花咲か爺のヨタヨタ日記」を書こう。

薔薇のつぼみは膨らみ始めた。今宵はイタリア・ピエモンテ産の「バローロ」を選ぼう。 赤ワインは失意の「デジタル爺」を慰めてくれるだろう。

 まもなく5月。「花咲か爺」は眠れない薔薇の日々が続く。

(続く)

  特集 「薔薇の動画と音楽」


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 私のホームページ 「憐みのアクセス」 2024年3月1日

Youth is not a time of Life ; it is a state of mind
青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う

サミュエル・ウルマン「青春の詩」は、私のホームページのキャッチフレーズである。

私のホームページは素朴で単純なスタイル。古き昭和時代(昭和レトロ)の生き残りが造り上げた不細工な構造。82歳の老人の話題はまるでSNS時代とは無縁。若いみなさんの感性とコトバのリズムにとても合っていない愚作。何処のページをクリックしてみても独居老人の戯言ばかりだ。まるで「私のデジタル墓標」といえる。さらに自己弁護のコトバを附け加えている。

  

ところが意外にも私のホームページとWebSiteに対して多くの人々から賛同を受けることになった。
アクセス回数が多く、サーバー業者から人気ランキングは10位以内に入っているという嬉しい知らせがあった。それも2千件を超えるホームページ集団の中である。驚愕した。どうしてなのか我ながら判断に苦しんだ。赤裸々な内容だから困った。

もしかして「憐みのアクセス」、しかたなく同情的な善意によるものか。老婆心はいつもながら素直でなく疑い深い。


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  「インテリアとエクステリアの一体化」   2024年2月3日

 小さなマンション部屋に小さな庭が付いている。
小さな居住空間であっても大切にしている。
だが老夫婦の終活の場であり何となく暗い雰囲気でもある。
明るく飾り立て、余生を活性化したいと思った。

 庭から覗いたインテリア。室内から眺めたエクステリア。
どちらも貴重な住み家だから区別なく日々使ってきた。
インテリアとエクステリアを手造りで飾り立てようと計画した。

 アンチークキャビネットが残っていた。
ガラス扉を開けると8段のガラス板の棚が付いていた。
鎌倉彫の小品を並べた。お宝である亡き母親達の傑作遺品。
その上は西洋人形の焼き物。磨いてガラスキャビネットの上に載せた。
さらにバルセロナの皿、ベローナの人形、ヘレンドの小皿など、
各地で買い求めた飾り物であるがジャンクばかりだ。
スタンド照明で「想い出のショーケース」は光り輝いた。

緑の世界、エクステリアは、トレリス周りに白枠を付けた飾り棚を作った。 額縁のようにして中に茶色のヒューケラと果物柄の瀬戸物を飾った。
エクステリア仕事の助っ人は孫「悠真」が来てくれ、ペンキ塗りに励んだ。

インテリアとエクステリアが一体化されて、まるで大きな部屋のようになった。
  小さなマンション庭にバラの咲く春がやってくるだろう。


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「本物の消防車がやって来た」    2023年12月16日

 小さな鵠沼にあるマンションは燃え上がった。住民が興奮して気持ちが炎上したのだ。
消防署から本物の消防車がやって来た。小さなマンションの中庭に駐車した。真っ赤な大きな車体だからなかなか威圧感がある。

マンション住民の子供たちは嬉しくなりはしゃいでいた。憧れの消防車に触れるからだ。 消防隊員は4名のすらりとした長身の若者。彼らは50名もの住民を前にして張り切っていた。 消火器の扱い方とその実演から、そしてAEDを使った救急対応などデモンストレーションは続いた。
私は防災担当理事なので現場の指揮を行った。やや緊張して声がかすれる。          

世界一過酷な災害大国の日本。
地震・台風、津波、風水害など天災は日常事である。
そして火災。これは人災であるが何処でも発生する。
防災・防火など災害に対する防備の意識は必須。

いかなる災害でも、 避難した人は、僅か3割に満たないという。

何故、避難しなかったのか。
「自分は大丈夫だと思ったから」

何故、逃げなかったかのか。
「周囲の人が避難しなかったので、」
「自分一人では決められなかった」

災害が起こる前に、
日常においてどのような備え、心構えが必要になるのか。
マンションのみなさんと連携、これこそが重要である。


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    プレスリーのジュークボックス    2023年4月1日

 1962年のカリフォルニアの田舎町を舞台に、高校を卒業した青年たちが共に過ごす最後の夜。映画『アメリカン・グラフィティ』(American Graffiti)は、古き良き時代のアメリカの青春を描いていた。 豪華なアメ車、キャデラックがパーキングするドライブインがあった。街角には星条旗とその横に座っているのは「E・プレスリー」の人形、その店の入口脇には「M・モンロー」の悩殺マネキンも置いてある。

 ドライブインの中はロック音楽が鳴り響き、若者は踊り狂う。ジュークボックスから「E・プレスリー」も選曲できるようになっていた。エルヴィスは1972年に42歳で死んだが人気は衰えなかった。さまざまに形を変えて、多くのアルバムが制作された。このジュークボックスには大好きな「Love Me Tender」が収納されている。

       Love me tender, love me sweet

            優しく愛して  甘く愛して 僕をずっと放さないで

     77777

    Love me tender, love me sweet
     Never let me go
      You have made my life complete
       And I love you so

    Love me tender, love me true
     All my dreams fulfill
      For, my darling, I love you
       And I always will

          

ジュークボックスに収録されているエルビス・プレスリーの曲は次のとおり。

 ● Love Me Tender

  ● My Way

  ● Don't Be Cruel

  ●  Can't Help Falling In Love

 

(1) 曲を選んでください。v 記号をプルダウンして選曲。

---->  

(2) 赤いプレイボタンを押して演奏開始します。

 

 

関連記事

2002年8月に私は「E.プレスリー」の聖地、テネシー州メンフィスを訪れた。
在外研究中のカリフォルニア・サクラメントから空路とドライブによって到着した。

「Elvis Presleyの聖地 Grace Land」

 

 


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カメの庭 「乙女のブドウ踏み」 マンション葡萄園   2022年9月6日

                  老人は妄想した。

 若い女性がブドウを踏んでいる姿。
 民族衣装で着飾った乙女が素足でブドウを踏み潰す。
 大きな風呂桶のような容器の中は、赤ブドウの果汁で真っ赤だ。
 彼女の真っ白な足はピンク色に染まっている。

 5年前に10本の葡萄の樹を植え付けた。
 山葡萄を3本、デラウエアを2本そしてナイアガラを3本。
 デラウエアは、つるんと皮を剥くと甘酸っぱい味がした。

 

 

            


   棚に這わすと小さな葡萄の葉が綺麗だ。
   葡萄は暑さ寒さ、乾燥にも強い。
   成長を観察すると身も心も癒される。


果実の発酵から果汁の熟成まで。一杯のグラスを満たすワイン。
優雅な芳香と優しく溶けるような舌触りだ。

    これも変態老人の幻覚だろう。



    9月6日は、私の80歳の誕生日。

マンションの小さな薔薇園でブドウ収穫祭を祝った。
 

 

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    関連記事

カメの庭 「マンション・ワイナリー物語」   2021年7月

https://saitotac.jp/YTmansionWine.htm

動画は下記

          

https://youtu.be/cJOwLs5SlSs


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カメの庭   「クレオール美女」 ブーゲンビリアの花  2022年8月6日

蒸し暑く灼熱の日々、ニューギニア並みの気温になった。
庭一面が熱帯雨林のようになり、木陰でも息苦しい。
ブーゲンビリアだけが元気に咲き誇っている。

                       

真っ赤なブーゲンビリアは花に群がるチョウチョのようだ。
正しくは、花ではない。つる性の熱帯花木である。
美しく着色された部分は苞で、中心部に筒状の赤い花をつける。

「ブーゲンビリア」
草木にしては厳めしい名前ではないか。
フランス人発見者ブーガンヴィルに由来する。
ブーガンヴィル(仏名)がブーゲンビル(英名)になった。
ブーゲンビルは、人名、草木名、島名となった。

ブーゲンビル島の隣、ニューブリテン島ラバウルは太平洋戦争の激戦地として有名。
子供の頃、ラバウル航空隊の話をよく聞かされた。
ブーゲンビル島上空で、山本五十六海軍大将が戦死した。

「天国に一番近い島」
それは近くのニューカレドニアではなく、美しいブーゲンビリア島のことだろう。
ブーゲンビリアは、チョコレート肌の「クレオール美女」である。
熱帯に咲き乱れ、情熱的な姿に誘惑されそうになった。

"Je t’aime"

    
 

琉球美女
2022年4月は竹富島で沖縄のブーゲンビリアを見た。
真っ白な砂道は珊瑚石を積み上げた壁に囲まれていたその上に、
真っ赤なブーゲンビリアの中を水牛車はのんびりと進んだ。
「島唄」を謡う琉球美女から愛のコトバが聞こえた。

"めんそーれ"

"やーのこと、でーじ好きさー"    (あなたのことが大好きです)


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 カメの庭     「アナベルとユリ」   アメリカ・アジサイ       2022年6月12日

              薔薇も終わりマンションの小さな庭は寂しくなった。

真っ白いアメリカ・アジサイ「アナベル」が咲きだした。
そして真っすぐに天高く伸びる「スカシユリ」と「黄色いカサブランカ」。
「アナベル」は、すらりとした姿のユリ達を優しく取り囲む。

             

「アナベル」はアメリカアジサイの名前である。
学名は「Hydrangea arborescens ‘Annabelle’」となっている。

      『アナベル・リー』はエドガー・アラン・ポーが残した大好きな詩。

           It was many and many a year ago,
               In a kingdom by the sea,
                  That a maiden there lived whom you may know   
                     By the name of ANNABEL LEE
                         And this maiden she lived with no other thought
                             Than to love and be loved by me.

             昔々のお話
               海のほとりの王国に
                  一人の娘が住んでいた
                     その子の名前はアナベル・リー
                        いつも心に思うのは
                           僕への愛と僕の愛


           2年前(2020年6月)よりもアナベルは真っ白が似合う美女になった。

アナベルは日陰の庭の骨格になっている。 音楽はピアノとバイオリン「Long Long Ago」


      

  


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カメの旅   「ようこそ菜の花畑へ」   軽井沢・佐久    2022年5月18日

         "菜の花畠に入り日薄れ
             見わたす山の端 霞ふかし
                春風そよふく 空を見れば
                   夕月かかりて におい淡し"      『おぼろ月夜』

       

 

浅間山を望む佐久・瀬戸地区。
「瀬戸の菜の花畑」があった。

北に浅間山を望み、南に八ヶ岳から蓼科までも一望にできる丘陵。約7ヘクタールという広大な敷地に菜の花畑が広がっていた。

もともとは遊休農地だった。
地域起こしの試みとして3年前から菜の花を栽培してきたという。菜の花祭りで、菜種油で揚げた天ぷらを振舞うそうだ。

五月の青空の下「黄色のじゅうたん」を敷き詰めたよう。
「青と黄色」のウクライナカラーになっていた

菜種油で揚げた天ぷらの味は、さぞかし美味いだろう。佐久の真っ青な空と菜の花畑の黄金色。
ウクライナのひまわり畑は戦場になったが、日本の菜の花畑は「平和と幸福」を表していた。

 


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カメの庭   ミントのハーブティーを楽しむ    2022年5月5日

5月の「子供の日」、啓子と悠真が訪れてくれた。啓子のFaceBookから転載した内容である。

      マンションの小さな庭にて。。
      そこに生い茂るミントで、
      おもむろにハーブティーを淹れる爺様…
      そんな姿を、
      頼まれて必死に撮影する娘(私)…
      更にそんな健気な母を
      室内から片手間に撮影する息子…
      一体これは何の相関図なのだろうか。。
      あ、親孝行ってヤツか…ε-(´∀`; )⁈

           

この啓子のFaceBookに対して、30数名のフォロワーが反応してくれた。
以下は友人達からのコメント。SNSは親しみやすく愉快な会話になる。

Tokiko Asada
マンションに見えない‼︎
お洒落なカフェみたい💕

今井 啓子
Tokiko Asada 有難う、爺様、喜ぶ😉❣️
メニューはミントティーのみだけど🤣

長谷川 聡子
私がお邪魔するときはモヒートで😊

長谷川 聡子 いいね、美味しいラム酒を仕入れなきゃ😘。
メニューが、増えた‼️
 

関端 智恵
素敵だわー✨
ご実家に癒やされるね🌿
自由に会えるうちにたくさん親孝行だね🍀

今井 啓子
関端 智恵 私が泊まるスペースはないから、常に日帰りなんだけどね😅。あ、洗濯物を干すスペースもなさそうだ…🥹

Sanae Otsuka
ほんと素敵だなー😍
親孝行も😍
 


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カメの庭           「さくら吹雪の浅間山」        2022年4月16日

     「浅間山」は見わたす限り、さくら吹雪になった。

          "さくらさくら
              やよいの空は 見わたす限り
                 かすみか雲か 匂いぞ出ずる
                    いざやいざや 見にゆかん"

       

「浅間山」の残雪は白く筋のように輝いている。
二日前まで極寒になり、ゆき吹雪が舞っていた。
やよいの空は晴天になり、さくら吹雪で「火の山」は包まれた。

                  "さくら さくら いざ舞い上がれ
                      永遠にさんざめく光を浴びて
                         さらば友よ またこの場所で会おう
                            さくら舞い散る道の上で"


                                            「森山直太朗・作詞曲」

「この場所」と「さくら舞い散る道」とは小諸北西「飯綱山」である。

   スライド動画(約1分音楽付き)

               


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   カメの庭        軽井沢は大雪                 2022年2月20日

珍しい大雪の軽井沢
30センチの積雪。白銀の世界になった軽井沢に来た。
氷点下10度にも冷え、大きな氷柱が垂れ下がった。
頭上を直撃されたら殺されるだろう。

               
 

小さな庭は一面、真っ白になり鳥の餌台も見えない。
野鳥とウサギの足跡を見つけた。
過酷な真冬に生命の息吹を感じた。

浅間山頂は吹雪いていた。

雪原をスノーシュを付けて歩いてみる。
よろよろと老人特有の足取りになる。
ストックが頼りだ。白樺林を徘徊してみる。

                 極寒の白夜は、ホットワインにしてみよう。

 


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  カメの庭    「心の庭を耕す」      2022年2月

2月初め、鵠沼でも零下になり朝霜を見つけた。マンションの小さな庭でオントロジをつぶやく。
窓辺に咲き誇るラベンダーからほのかな香りがしてくる。
ガラス窓越しに冬の庭を眺める。大きな額縁で飾られた絵画の庭になった。

    

「冬の最も厳しい時に、春が再来するという信念に、私たちはしがみついてもいい」
励みになるコトバである。

戦場の塹壕でも、兵士たちが庭を作っていた。
スコットランドの若き将校は薬莢で花鉢を作り、花を植えた。

「誰でもみんな、緑の指を持っている」

「私たちは自分の庭を耕さなければならない」

ガーデニングは、老い、病、トラウマ、孤独を癒す。ささくれ立った心を回復させる。

   心の庭を耕すために庭に出よう。

『庭仕事の真髄』(Sue Stuart-Smith著、和田佐規子訳 築地書館、2021年)を読んでいる。
原題は、「庭のように手入れの行き届いた心」、なかなか奥行きの深い内容。筆者は英国の女性精神科医師。

 

    年頭の御挨拶  明けましておめでとうございます。

        今年も宜しくお願い申し上げます。

                    2022年1月1日  斉藤 孝

         

さすがに80歳もまじかになり体力・気力は衰えました。薔薇手入れや旅行欲にも鈍感になりました。しかも酒量も減少。デジタル操作だけが息抜き趣味なので運動不足になりポッコリ腹姿で醜い。80歳の老プログラマーは待望のデジタル社会を愉しんでいます。
DX(デジタル変革)は印鑑や紙の封建社会を砕き、自由平等な新世界を実現しました。
しかし孫から優れたPC操作を教えられて危惧することは、デジタル格差が生まれることです。
新たな階級社会は、のろまな年寄りを差別します。

                 「老兵は死なずただ消え去るのみ」

       老プログラマーは死なず、ただ新アドレスに分岐するのみ。


2022年は、人生も終活段階になりクラウド墓標をネット上に作るつもりです。
どっこいデジタル世界でもアバターとして生き続けます。
みなさま、ご自愛ください。

     2021年の総集編(FaceBook)は下記をお読みください。

      https://wni30fioix9p.blog.fc2.com/blog-entry-34.html

 


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       「冥途新幹線」   冥途への土産        2021年12月

     5日間で日本を一周

 小さい島国の日本でも少し無理であるが、新幹線を利用して一周。 ある旅行会社のツアーに参加することで実現できた。 走行距離5126.9km。鉄道総時間32時間50分。 新幹線と呼ぶ広軌レール鉄道は日本独自のもの。 レールの幅が狭軌(1067mm)に比べて広軌(1435mm)は広い。 欧米や中国・朝鮮などは広軌レール幅が標準である。 狭い盆栽のような日本に狭軌レールで十分だった。

 

  日本の高速鉄道網

 新幹線は、東海道、山陽、九州、東北、上越、北陸、北海道、山形、秋田など9個所に敷設されている。 山形と秋田は、狭軌を広軌レールに変えただけで旧幹線に過ぎない。 日本の新幹線、正式には高速鉄道網はフランスや中国に比べると見劣りする。 しかし、流線形スタイルの車両は様々であり、室内はとても綺麗である。 これは日本人乗客が上品であること、そして手入れに気を遣う運営会社の熱意の賜物。  

    砂蒸し風呂  「やは肌のあつき血汐」

 あふれ出る温泉が温めた砂。熱砂の中で生首だけを出し、全身に砂を盛られて土葬姿になった。 少し重く感じるが体中に砂の温かさが染み渡り心地よく眠くなってきた。 その昔、『みだれ髪』の与謝野晶子も楽しんだそうである。 早朝から砂蒸し温泉で、歌人の詩をつぶやいた。

  「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」

2日前は雪の北海道・洞爺湖で湯浴みを楽しんでいたのだが、 ここでは椰子と蘇鉄が繁る、温暖な鹿児島・指宿温泉で砂蒸しされている。 小さな日本であるが、地形と気候は面白いくらい変化する。  

  冥途への土産  「Cool Japan」

 まず北海道・函館まで北海道新幹線で函館北斗まで行き、在来線を乗り継ぎ洞爺湖の温泉に宿泊。 本州に戻り盛岡から秋田新幹線であつみ温泉泊。 新潟から上越新幹線・高崎乗り換えで北陸新幹線で福井県のあわら温泉に到着。 そして山陽新幹線と九州新幹線で鹿児島から指宿温泉に泊まる。 あっという間に5日は終わり、トンネルばかりを楽しんだ鉄道の旅だった。 老夫婦9組限定、介護ホームの団体のような雰囲気。 豪華なオーベルジュで心こもるおもてなしを頂戴した。 

   まさに冥途への土産、「冥途新幹線」と納得できた。

 


     「あれから60年 彼女の顔は物語」 2021年11月

江の島沖の相模湾に赤い夕日が沈む。
その先は伊豆半島の天城山の後ろになる。
山並みが真っ赤に燃えているようだ。

サーファーが波間に群がっていた。まるでミズスマシのような姿をして大波を待っている。

鵠沼海岸に秋がやってきた。

老夫婦が波際を歩いていた。しばしば砂に足を取られよろよろとつまずいた。
互いに手を差し伸べ硬く握りしめていた。二人の会話が微かに聞こえた。

"しっかりしなさい。もたもたしないこと。ダメなひとね。"

80歳近くの老夫婦はお互いに顔を見合わせた。

あの時は、柔らかな白い手を握り締めてくれたのに・・。

さざ波が幾重にも二人の足元を濡らした。

       "冷たくないかい。スカートが波で濡れてしまうよ。素足だから大丈夫なの。"

あれから60年。

こんなにも会話は変わるものなのか。
お顔はまるで妖女百面相のように変わってきた。

彼女の顔は物語になると思った。 動画を見る ---->  クリック


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      コロナの終焉を見届けたい  

           持病持ち何故かコロナに

            言い寄られ

           コロナには今は多忙と

            言い含め

          コロナには死生観まで

           揺さぶられ

                                  (榎本博行)

 

なんとかしてコロナ感染を生き延びて、安らかに大往生したいが・・。80歳までも頑張ってきた。コロナ外出自粛にも耐えてきた。我慢、我慢の連続で苦しい日々だった。


     日本の山河

日本に生まれてよかったと私は熱く思う。『故郷』を歌っているうちに日本の山河が浮かんでくる。日本の原風景である。こうした景色を見ながら私も大人になった。緑豊かな里山に恵まれているのは日本だけである。確かなことではないが、日本は緑化された地域、すなわち森林と野山の領域は森と湖の国といわれる北欧フィンランドに次いで世界第二位であるという。広大なロシアでもなく、豊かな森の続くカナダでもない。アメリカ合衆国ではロッキー山脈、アパラチア山脈などに沿って緑が続くが、残りの多くは荒野に過ぎない。中国となると砂漠化が進んでいる。


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ナポレオン モスクワ プーシキン美術館 モネ


 

  電子の書板(タブレット)

 

 残ったのは一枚の電子の書板(タブレット)だけです。書籍の活字も電子タブレットで読めるようになりました。活字という表現は、文字を印刷する書籍のために生まれたのですが、電子書籍の発展に伴い「活字離れ」がさらに進み、「活字文化」は衰退するのでしょうか。「活字文化」の前に、それは長い「文字の時代」がありました。人類200万年の歩みのなかで、その200分の1の1万年足らずが「文字の時代」であり、しかも本当の意味での文字の歴史は、その半分の5000年を経ているにすぎません。

 


 

 

  知的イマジネー ション

 

 概念理論の研究では、図書館の雰囲気や環境が重要である。その薄暗い教会のドームに似た高い天 井には、ギリシャ神話と哲学者の姿が描かれている。またギリシャ語によるソクラテスとアリストテ レスの 言葉がプラネタリウムの星座のように輝いている。天井の四方の壁面には、ソクラテス、ガリ レオ、ダビンチ、エラスムス、ボルテール、カントなど古今東西の哲学者、賢者、 論理学者、数学者、芸術家、文学者、歴史家など知識の発展に寄与した人々の肖像画や彫刻像がある。その中には歴史を 描いた絵画、哲学の系譜、科学の発展、探検と冒険、 発見と発明、分類の歴史など図解も含まれてい る。それらの絵画にかこまれた空間に、蔵書が並べられた書棚と閲覧机があり、人々は思い思いに読 書をし、知的瞑想に耽っている。図書館というものは、読書・閲覧するというよりは、知的イマジネー ションを活性化させる場所であると思った。

 

 


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     『エルドラド』 緑の黄金郷            2021年8月

真夏8月になり猛暑がやってきた。
マンションの花々は日陰を欲しがっている。

カメの庭は緑の『エルドラド』になった。
エルドラド(El Dorado)とは、スペイン語で南米にある伝説的な地名「黄金郷」を意味する。

葡萄棚に這わせた山葡萄やナイヤガラも大きく伸び、大粒の葡萄の実を付けてくれた。
新たにアーチを設置して、ネットを上に張り巡らした。
緑のトンネルの中で涼しく過ごせる場所を造った。

朝顔、夕顔、ヘチマそして熱帯のサンパラソルやハイビスカスなどつる性の草花を絡ませた。
その周りにはインパチェンスのピンクと真っ赤な花や真っ白な花色を点在させた。
下草に日陰を好む黄色のコリウスや赤いヒューケラを配置した。
緑のカーテンと緑のシェードが完成した。

まるでアマゾン・ジャングルの深い熱帯林のような雰囲気。
インカ帝国征服者「コンキスタドール」が探し求めた
アマゾン河の黄金郷「エルドラド」に居るようだ。

      「緑のエルドラド」は灼熱の太陽を遮り、光を届けてくれる。

動画は下記をクリックして下さい。

https://youtu.be/ScdEO_-jubc 


   薔薇の微笑み』 それは母の微笑み  2021年6月

薔薇の微笑み
それは母の微笑み

夏の名残の薔薇が咲いている。
亡き母を懐かしく偲ぶ。

薔薇のような麗人だった。
亡き母に捧げるオマージュ

1921年9月16日に生まれた。
17歳頃の微笑み。

2019年10月24日に
永遠の眠りについた。

98歳という高齢、
天寿をまっとうした。

白薔薇と白百合が大好きだった。
白い花々の微笑み。

夏の名残の薔薇
寂しく咲いている

愛しき仲間たちはみな枯れ
赤い薔薇色を照らし返す

近しき花も芽も消え失せた
ただため息をつくばかり

「The Last Rose of Summer」 
 (詩人トーマス・ムーア)

薔薇の微笑み
亡き母に捧げるオマージュ

  約2分の動画です。


https://youtu.be/3668g1umEG0

         


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