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 韓国・慶尚南道 

 「名月とお姫様(コンジュニム)」

                     2024年4月20日

名月の夜に「コンジュニム」と過ごす。

「コンジュニム」とはお姫さまのことである。

「水原華城」の城壁は夕闇の中、美しくライトアップされていた。
名月にしては大きすぎるが、その代りとなる黄色のバルーンが浮かんでいた。
幻想的な城門に老夫婦のシルエットが浮かぶ。真っ白な姫路城と違った美しさがある水原の城塞だった。
コンジュニムは楼閣に座り、数名の女官達に守られていた。
伝統的な韓服を身に着けるチマチョゴリの美女達は綺麗だ。

髭面の爺様はニタニタと見つめていたら、女官頭からぎびしい目つきでにらまれた。

 慶尚南道の晋州市で「晋州城(チンジュソン)」を訪れた。「義妓祠」を詣でるためだ。 文禄・慶長の役(1592〜1598年)時代、日本の武者を抱きかかえて南江に身を投げて殉死した「義妓論介」を祀っている。
壬辰倭乱(イムジンウェラン)と呼ばれる日本の侵略。豊臣秀吉は極めて評判悪い。彼女は妓生(キーセン)で絶世の美女であったに違いない。晋州のジャンヌダルクといえるだろう。
「義妓論介」に抱き付かれたような虚ろな夢を見た。

 

 「仏教文化と食文化」  

 古都慶州  仏教文化は大和と同じ。
新羅の古都・慶州(キョンジュ)にある「仏国寺」は、仏の世界を現世に再現したという。 6世紀の新羅仏像「石窟庵」は飛鳥と奈良の仏像に影響をもたらした。 大和と百済、そして新羅は、まったく同じ仏教文化を共有していたことになる。 日韓のコトバもほぼ同じで仏僧や文化人の交流も盛んだった。日韓は仲良し兄弟だった。

 キムチとビビンバ  食文化は日本と異なる。
食文化は日韓では全く似ていないようだ。「キムチ」と「タクワン」の違いがある。 「キムチ」のオンパレード。辛くて酸味のある野菜の漬物は全ての韓国料理に使われる。

「タッカンマリ」は韓国風の鶏鍋。タッは鶏、カンマリは1羽を意味し、その名の通り鳥を丸々1羽煮込んで作る。
「コチュジャン」は唐辛子味噌であるから和風味噌と違う。ビビンバは「混ぜご飯」を意味するが寿司飯と違う。
「サムギョブサル」は、三層肉と呼ばれる豚バラ肉の焼肉料理。
「トッカルビ」は、ハンバーグに似た挽肉牛カルビ肉を叩いてニンニク、ネギ、ショウガなどに味付けしたもの。
「ナクチポックム」は、蛸(タコ)の意味する。ピリ辛のタコ炒めといった料理である。これは大変うまかった。
「プルコギ」は薄切りの牛肉をネギやニンジン、キノコなどの野菜とともに甘いタレに漬け込み、焼いて食べる。

肌のきれいなキムチ美人は韓国料理から生まれた。韓国の野菜摂取量は世界トップクラスである。整形技術や化粧品の効果だけではない。
『冬のソナタ』のヒロイン、「チェ・ジウ(崔志宇)」は「キムチ美人」であり「韓流美人」の代表と言える麗人。

「韓流」  これを「かんりゅう」ではなく「はんりゅう」と呼ぶ。
「韓流」の由来は、韓国のエンターテイメント産業が日本に広まったことによる。

   『冬のソナタ』の話題で韓流料理は一層美味しくなった。

 


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