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日本の旅  姫路城 「千姫の白鷺城」  2023年9月12日

生まれて初めての姫路城。
貸し切りされたように姫路城を独り占めできた。

世界最高の木造宮殿
これは城ではなく、木造建築による最高の宮殿ではないかと感嘆した。
内部は砦としての構えであるが、外観は真っ白な御殿のようで非常に美しい。
ドイツ・バイエルンのノイシュバンシュタイン城も美しいが、絶壁に建つ冷たい石の建造物。
ベルサイユ宮殿には壮大で西洋風の庭が展開されているが、自然の美は全く感じ取れない。

    

巨大な盆栽
姫路城は城ではなく、美しい宮殿といえるだろう。まさに世界最高の木造建築である。
天守群を中心に、櫓、門、土塀等の石垣、堀などの土木建築物が見事に調和している。
防御に工夫された城郭の構造を見ることができるが、戦いのためではなく日本独自の武者の飾り物。
日本の文化・芸術、歴史と哲学、そして自然と造園までも圧縮されている美術品といえる。 そして姫路城は巨大な盆栽のような景観である。
   「Cool Japan」と叫んだ。

    

千姫のお城
美女、千姫のゆかりの場所はないものかと歩き回った。
化粧槍から続く「百間廊下」で千姫の衣装と絵姿を見つけた。
千姫は祖母のお市の方の聡明さと美貌を受け継ぎ、大変な美人であったらしい。
お市の娘さん達は、茶々(淀殿)、初(京極)、お江の三人とも美系姉妹だった。
千姫はお江を母として1597年(慶長2年)に生まれた。
そして、1603年(慶長8年)わずか7歳で従兄(茶々の子)である豊臣秀頼と政略結婚させられた。
ところが、1615年(慶長20年)の大阪夏の陣で秀頼は自害し、豊臣家も滅亡した。
千姫は18歳の未亡人となった。悲劇の姫君になるのか、そうではなかったようだ。
その後、桑名の殿様、本多忠政の長男、忠刻と再婚した。
二人は幸福な夫婦として生涯を閉じたという。1617年(元和3年)になり約30万石に加増された本多家は、姫路城を見事に仕上げた。


白く美しい白鷺城と呼ばれる姫路城、残暑の入道雲の下で輝く天守閣を望みながら、
    美しい千姫の波乱に満ちた生涯に思いを馳せた。


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