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日本の旅 奈良 「南都奈良の修学旅行」  2023年12月17日

   奈良、7世紀の平城京は南都と呼ばれた。
 65年振りの南都奈良「修学旅行」は、これで学びの旅を終わり「終学旅行」となるだろう
。学んだ知識を奈良漬にする脳みそは残って無い。

猿沢の池で大昔の写真と照らし合わせた。真面目な高校生の顔である。
まず、思い出の階段を登り興福寺に行った。大化の改新、藤原鎌足ゆかりの氏寺。
興福寺と東大寺は僧兵が権力を握っていた。南都は、貴族や武家ではなく僧院勢によって支配された。遥か彼方に東大寺の大仏殿の大屋根が見えた。世界一の木造建築、大伽藍に驚愕した。大仏にお会いするのは30年振りになる。お変わりなく綺麗で立派なお姿だった。

 

12月中旬の奈良は寒風が吹き荒れて冷たい。若草山から下りてきた鹿の群れも寒そうだ。凍える手首はマフラーと厚手の手袋で備えた。町中がガラガラに空いていた。
中国、韓国、香港など東アジアの観光客はみんな若くて元気だ。鹿と戯れて、煎餅を食べさせて会釈を繰り返していた。彼らは、大仏に手を合わせて熱心に祈る。土下座する者もいる。いかにも中華風の作法だから面白い。彼らと仏は同じであるが神は違う。鳥居のある神社は日式(大和宗教)なので好まないようだ。

   

法隆寺で五重塔と回廊を歩きまわる。大きな木製の柱は大理石と違い質素であるがセピア色で木目が美しい。薬師寺の夢殿も貸し切り状態で静かだった。誰もいなくなった寂しい境内を時間をかけて見物できた。初めての春日大社は朱色の神社であった。門前の広場で神事として素人相撲が行われていた。

法隆寺と薬師寺。東大寺と春日大社。橿原神宮と飛鳥寺。長谷寺と室生寺。
3日で南都とその郊外を廻るという、ずいぶん欲張った奈良修学旅行だった。
   「終学旅行」として十分に満足できた南都観光の日々。


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