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日本の旅 信州小諸 「仙石家の鎧武者」 2023年11月19日
浅間山は、険しい剣が峰の後ろでなだらかな白装束をまとっていた。
まるで真っ白なマロン風味モンブランのような美味しい山姿。
北西方向には白銀の北アルプスの峰々が遠望できた。
槍ヶ岳の穂先は鋭く真っ白、キレットを挟み北穂高もクッキリと見えた。
小諸なる古城のほとり
雲白く遊子(いうし)悲しむ
緑なすはこべは萌えず
若草も藉(し)くによしなし
島崎藤村の名詩『千曲川旅情の歌』をつぶやく。
小諸城址はまだ紅葉が残っていた。
戦国時代の鎧武者に囲まれた。小諸藩の仙石家の家来であるという。
仙石家は、美濃国出身の仙石秀久が豊臣秀吉のもとで大名になり、
江戸時代はじめに小諸藩を治めた戦国大名だった。隣町は上田、そこは曲者だった真田家の領地。
火縄銃を持った武者から使い方を聞いた。
火薬を銃口から詰めて、銃弾をこめる。
そして火縄から手元の火薬に火を付ける。
これだけの操作だけでも1分程度必要。
しかも火縄は雨風に弱い。雨天や嵐の日は火縄銃の戦は不可能だ。
武田騎馬軍団を破った長篠の戦いは、火縄銃で勝敗が決まったというが本当だろうか。
古城で食した「そば出し汁」は珍しい食べ方だった。
大盛にしてもらい新そばの味をすすった。
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