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オントロジの庭 (その1)
真冬の花 黄色いビオラ
オントロジとは ?
2022年1月6日
鵠沼海岸で初雪
2022年の新年は真冬の鵠沼海岸にいました。江の島を望む相模湾は波もなく静かでした。暗雲に包まれて初雪を感じました。遥か彼方に伊豆大島がよく見え、波打ち際にサーファーが寒さに震えながら泳いでいました。
真冬1月になると花々は少なく、庭は寂しくなります。それでも寒さに耐えて咲いてくれる花々があります。殺風景な庭は黄色のビオラで賑やかになりました。ビオラはスミレの仲間。大柄の花をつけるパンジーよりも可愛らしい。しかも寒さにも負けず健気に咲いてくれます。小さな黄色のビオラだけが「オントロジの庭」で咲き誇っています。愛らしいビオラにオントロジをつぶやきました。
オントロジとは ?
オントロジとは、何でしょうか ?
聞いたこともないコトバですね・・・。
ギリシャ語で「οντολογία」と綴り、英語では「Ontology」と表記されます。
ギリシャ哲学に起源がある「存在論」という学問領域です。
ところで「存在論」と言われても ?、もともと哲学は嫌いだったので・・・。
難しく考えないで、存在論とは「アイデンティティ」を問う哲学と理解してください。
「Identity」、それは自分とは一体何者なのか、若者は、いつまでも自問続けます。
若き乙女もロマンを夢見、若きウェルテルの悩み、ハムレットも「生か、死か、それが疑問だ」と模索しました。若者は麻疹に罹ったように熱中し自分探しの旅に出る。これらは立派な「存在論」といえます。
「概念の庭」
カメのオントロジとは、「概念の庭」のことです。
では、「概念」とは、よく聞くコトバですが厳かで肩ぐるしい意味になります。簡単に言えば、カメの流儀や考え方、思想などライフスタイルのことです。
「カメのライフスタイル」と言えば良いのに、少しばかり気取って「オントロジの庭」と呼ぶことにしました。
自然と草花を愛でながらオントロジを再考し、2022年を穏やかに過ごします。
オントロジの庭は連載です。 続く
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